「めっちゃ欲しい」SNSで商品化望む声多数 予想外の変身“ミニどん兵衛 指ぬらし”誕生の裏話
日本人の多くが一度は食べたことがあるであろう「日清のどん兵衛」。そのX公式アカウントが投稿したミニチュアサイズの「どん兵衛」の写真がネットで大きな反響を呼んでいる。投稿の表示回数は290万回を超え「商品化して欲しい」「面白い」「めっちゃ欲しい」「販売は無いんですか?」と商品化を望む声まで……。一体、どんな経緯で製作されることになったのか? 日清食品の担当者を取材した。
「日清のどん兵衛」X公式アカウントが投稿した1枚の写真「指濡らすあれです」
日本人の多くが一度は食べたことがあるであろう「日清のどん兵衛」。そのX公式アカウントが投稿したミニチュアサイズの「どん兵衛」の写真がネットで大きな反響を呼んでいる。投稿の表示回数は290万回を超え「商品化して欲しい」「面白い」「めっちゃ欲しい」「販売は無いんですか?」と商品化を望む声まで……。一体、どんな経緯で製作されることになったのか? 日清食品の担当者を取材した。
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「日清のどん兵衛」の公式Xアカウントが4月29日に投稿した1枚の写真。指先大サイズの「どん兵衛」の中には、カップを覆い尽くすほどの“おあげ”が……。そのおあげには人差し指が突き刺されており「スーパーでよく見る、指濡らすあれです」とつづられている。
この“ミニどん兵衛”の正体は、スーパーなどで見かける通称“指ぬらし”。「事務用海綿」ともいう指ぬらしは、紙幣や伝票、ビニール袋などをめくる時や、切手や印紙を貼る際に用いられ、多くの人がスーパーや銀行、郵便局、行政機関などでも目にしたことがあるはずだ。
なぜ、「どん兵衛」が指ぬらしになったのか? 日清食品の担当者は製作経緯をこう説明する。
「『日清のどん兵衛 きつねうどん』の名物具材である“おあげ”は“ふっくらジューシー”なおいしさが特長です。SNS投稿のアイデアを検討する中で、日常にある“ふっくらジューシー”なものと『日清のどん兵衛 きつねうどん』を組み合わせれば面白いのではないかと考え、スーパーなどで見かける指ぬらしにたどり着きました」
驚きなのが、「ミニチュアを実際に製作して撮影しました」とのことで、CGなどではないという。
SNS上では、この“ミニどん兵衛 指ぬらし”の商品化を望む声も多数あがっているが、担当者によると「SNS投稿用に製作したものですので、現在のところ、商品化の予定はございません」という。残念ながら、私たちが実際にこれを手にすることはできないよう。
これまでにも、SNSの投稿で大きな反響を呼んできた「日清のどん兵衛」X公式アカウント。今回は表示回数が290万超え、5万8000件を超える“いいね”を集め、担当者は「大きな反響をいただき、素直にうれしく思います。これからも『どん兵衛』の魅力をアピールしつつ、お客さまに『面白い』と思っていただける投稿をしていきますので、楽しみにしていてください」と語っていた。