プロレスのレジェンドと積極交流 大注目の「レッスルコン」に行ってみた

ヒルトンのボールルームにリングが組まれる
ヒルトンのボールルームにリングが組まれる

年に一度の特別なカードを開催

「レッスルコン」公式サイトでチケットが販売されるこれらの興行は、いずれも年に一度のこの時期に向けて特別なカードが組まれており、日本からの参加者も多い。

 今回の「レッスルコン」の会場がヒルトンホテル内で開催された関係から、試合も同ホテルのボールルームで行われていた。海外でも圧倒的な知名度を誇る新日本プロレスの選手の参戦はもちろん、リッチ・スワンvs黒潮イケメン二郎といった「レッスルコン」ならではの好カードも組まれるほか、海外のインディー団体の選手をまとめて見られる大きなチャンスとなっている。

観客総立ちでヒールユニットを歓迎する、現地のスターダムファン
観客総立ちでヒールユニットを歓迎する、現地のスターダムファン

 また、レッスルマニアウィーク中は、「レッスルコン」が共催する以外にも多くのプロレス興行が街のあちこちで行われていることも特筆すべき点だろう。怪獣の着ぐるみを着た選手が深夜に戦いを繰り広げる「怪獣ビッグバトル」はすでにレッスルマニアウィークの恒例となっているし、2019年には海外で人気の高い日本の女子プロレス団体「スターダム」の興行などもマンハッタン中心部から20分ほどの会場で行われていた。

「スターダム」の興行については、チケットのほとんどは立ち見であるにも関わらず会場が埋まるほどの人気ぶり。リングネームがコールされた際は日本のものよりも少し太い紙テープが飛び交い、プロレスの熱狂と楽しさは世界共通であることをあらためて教えてくれる。

 世界中の多彩で多様なプロレス団体やプロレスラーが集う、プロレスファンにとってはまさしく夢のようなイベントの数々。「レッスルマニア」が世界最大のプロレスイベントならば、もうひとつの中心とも言えるのが「レッスルコン」なのだ。

(山田集佳/Shuka Yamada)

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