プロレスのレジェンドと積極交流 大注目の「レッスルコン」に行ってみた
プロレスラーとファンとが交流できる、とびきりのチャンス
来日するだけでプロレスファンの間ではちょっとした事件のように衝撃が走る数々のレジェンドたちが、見渡す半径数メートルのあいだに座っているのだから、「レッスルコン」の会場はさながら”プロレスファンの桃源郷”だ。
写真を撮るだけとはいえ、その距離感とレジェンドレスラーとの触れ合いは幸福そのもの。写真を一緒に撮ってくれるレスラーにもよるが、もし実際に行くのならば列に並んだ時にはぜひ一言声をかけてみよう。きっとその情熱にプロレスラーも応えてくれるはずだ。「レッスルコン」は、プロレスラーとツーショットを撮られるという価値以上に、プロレスラーとファンとが交流できるという意味でも素晴らしいチャンスと言える。
海外のプロレスラーのみならず、「レッスルコン」には多数の日本のレスラーも参加。武藤敬司や獣神サンダー・ライガーなどといったベテランレスラーはもちろん、今年は新日本プロレスから棚橋弘至や柴田勝頼も参加。日本ではなかなか会うことができない選手も、「レッスルコン」でなら列に並んでお金を払えば確実にツーショットが撮ることができるというのは、日本のプロレスファンにとってもかなりうれしいし、日本のレスラーがどれほど世界中で人気なのかを確かめられるというのも貴重な体験だ。
また、「レッスルコン」の出展者はプロレスラーだけではない。会場には手作りのグッズやプロレスをモチーフにしたカードゲーム、自作の絵を出品している参加者もおり、世界中のさまざまなグッズを見られる。世界中のプロレスファンがどのようにしてプロレスを楽しんでいるか、その多様さと熱意を確かめることができるだろう。
会場には各国のポッドキャストやウェブメディアなども駆けつけ、「レッスルコン」の内容をレポートする様子も見られた。
「レッスルコン」で最も気をつけるべき事は、ほぼすべてのブースが”現金のみ”の支払いとなるため、現金の持ち合わせが足りなくなること。ホテル内のATMに現金を下ろすための行列ができることもレッスルコンでよく見られる光景である。
また、「レッスルコン」はこのコンベンション以外にも、レッスルマニアウィーク中には世界のさまざまなプロレス団体の興行を共催している。それゆえ、「レッスルコン」は「裏レッスルマニア」とも呼ばれている。