試合直前に父の死 篠塚辰樹、危険な素手ボクシング挑戦は「何がなんでも絶対負けたくなかった」
第3試合は日本初上陸の素手ボクシング戦。昨年大みそかにRIZINに初参戦した第8代Krushフェザー級王者の篠塚辰樹(剛毅會)が、J.マルティネス(米国)に1R・KO勝ちを収めた。会見で試合直前に亡くなった父について言及した。
父の遺影とともに入場
格闘技イベント「RIZIN.46」(29日、東京・有明アリーナ/ABEMA PPV ONLINE LIVEで生中継)第3試合、ベアナックルルール:2分×5R(58.9キロ) 【ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ提供試合】
第3試合は日本初上陸の素手ボクシング戦。昨年大みそかにRIZINに初参戦した第8代Krushフェザー級王者の篠塚辰樹(剛毅會)が、J.マルティネス(米国)に1R・KO勝ちを収めた。会見で試合直前に亡くなった父について言及した。
「絶対負けたくなかった。マジで何がなんでも」。普段強面な篠塚だが、亡き父を語る声は穏やかだった。
父の遺影とともに入場。篠塚は1R・KO勝利に「とりあえずなんか安心したっす。いろんなことがありすぎてなんとも言えない」と、さまざまな緊張感から解放されたと明かした。
今回挑戦したのは危険な素手ボクシング。父とは亡くなる直前にこの試合について話をしていたといい、「けがすんなよ、お前って言われてて。父のチケットを用意して『試合見に来てね』って言ったときには、もう返信がなかったです」と告白。
その上で今回の勝利について「(父は)絶対めちゃくちゃ喜んでるっす。(もし生きていれば)もう明日地元に帰ってみんなに自慢してるっす。たぶん今はあっちで自慢してるっす」と語った。