R-1王者野田クリスタル ゲームからお笑い盛り上げる奇才クリエーター
過去には恋愛ゲームも制作「キュンキュンしました」の声も
――“野田ゲー”の収益はどうしているのでしょうか。
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「基本的にはお金はないです。でも『組体操合戦』は作ってくれている方がいて、その収入がないといけないので、広告を載せています。トータルがいくらくらいかはまだ見ていないんですよ。基本的に収入というよりかは、制作費に充てるとか、でっかい作品を作るためのものにしています」
――今後どんなゲームを作りたいという構想は練っていますか?
「芸人のゲームを作ってもいいかなと思っています。実は、芸人恋愛シュミレーションゲーム『愛方さがし』というのを作ったことがあるんです。これはアプリ化したので、ぜひやってください。僕が全部ストーリーを考えました。キュンキュンしましたっていう感想もくるし、乙女の心をつかんでますね」
――芸人仲間とゲームで遊んだりすることはありますか。
「楽屋で一緒になった人と『PUBG(PlayerUnknown’s Battlegrounds)』をやったりしています。吉本には、『よしもとゲーミングハウス』というのがあって、そこでプロゲーマーに『ストリートファイター』をずっと教わっていました。急速にうまくなりましたね。ゲームは本当にうまい人に教えてもらうのが一番。うまい人とやらないと、うまくならないと思っています。
昔はオンライン対戦なんてなかったので、(そういう場は)ゲームセンターでした。ゲーセンごとに『〇〇勢』みたいなのがあって、それぞれの強さがあったんです。今はオンラインでできるので、そこは便利だと思います」
――いつの時代も上手な人の周りに人が集まりますね。
「そうなんです。よしもとゲーミング所属のジョビンというプロゲーマーと一緒に、『ストリートファイターで1勝するまで帰れません』という企画を配信したんですけど、僕は12時間帰れなかった。240連敗くらいして(笑)。最後、ようやく勝てたときは抱き合いました。心が折れそうになりましたけど、手抜かずにやり続けてくれました」
――R-1の王者という立場になった今、一番の野望を教えてください。
「以前『ワイドナショー』で『ブロックくずして』を紹介したら、野田クリスタルではなくデッカチャンがトレンドに入ったんです。『あ、そっちなんだ』と思って(笑)。それって逆に言ったらすごくいいこと。僕が芸人のゲームを作って、それをテレビでやったらその芸人の知名度が上がる。そんなことはまだ誰もやっていないと思うので、その一歩目としてやりたいですね。
ゆくゆくは会社を設立。そして野田社長として、みんなが感動で震えてコントローラーを落とすようなFFⅦばりのゲームを作りたいです」