34歳で高校再入学のスザンヌ「遅すぎることは何にもない」 学び直しで「新しい自分を発見」
タレントのスザンヌは2021年、一度は中退した高校に再入学し、さらに大学に進学し、学んだ知識を活かして起業するなど、学び直しをきっかけに新たな生き方を提案している。そんなスザンヌが“リカレント教育”や“リスキリング”、“探求学習”など、これからの時代を生きるために必要な「プラスαの学び」や「時代が求める新しい学び」を紹介する番組『エンジョイスキルアップ』(TOKYO MXほか)に出演する。収録後のスザンヌに話を聞いた。
きっかけは「子どもにだけ勉強しなさいっていうのはずるいなって思った」
タレントのスザンヌは2021年、一度は中退した高校に再入学し、さらに大学に進学し、学んだ知識を活かして起業するなど、学び直しをきっかけに新たな生き方を提案している。そんなスザンヌが“リカレント教育”や“リスキリング”、“探求学習”など、これからの時代を生きるために必要な「プラスαの学び」や「時代が求める新しい学び」を紹介する番組『エンジョイスキルアップ』(TOKYO MXほか)に出演する。収録後のスザンヌに話を聞いた。
近年、「社会人の学び直し」というワードに脚光が浴びている。オンラインなどの普及によって、自宅で学ぶことや時間を気にせず学ぶことが可能になり、「学び」に対してハードルが下がっている。番組では、お笑いコンビ・ぺこぱが、日本デザインスクールでリカレント教育やリスキリングで人気のウェブデザインに挑戦。実際に「番組告知バナー」を製作する。
そして22年度より高校で新たに必修となった「総合的な探究の時間」。その探究学習について全国でもトップクラスと話題のトキワ松学園中学校高等学校で、実際にカネリョウ海藻株式会社から新たに販売される商品のパッケージ製作を“探求学習”の課題として取り組み、生徒のやる気も将来の夢をも変える“没入型の学び”について詳しく紹介している。
番組で、主婦やトラックドライバーがウェブでデザインを学んでプロのデザイナーに転職したことや、学校の先生から寿司職人になったというエピソードを知ったスザンヌは、「私も34歳で高校に再入学して、35歳で卒業し、今大学3年生になって学び直しの途中なのですが、遅すぎることは何にもないなと感じています。もし新しく学ぶことに悩んでいる方や、これからどうしようかなと思っている人は、一歩踏み出して頑張ってみると、新しい世界が広がっていると思うので、その一歩を恐れずに踏み出してほしいなと思います。学ぶことで知識だけではなく、新しい自分を発見できます」と力強く語る。
スザンヌ自身、数年前までは自分で会社を持つということも考えていなかったが、大学でビジネスについて学んでいるうちに勇気をもらって企業したという。「学び直していく中で新しい自分に出会えたような感じです」と目を輝かせている。
学び直しをしたきっかけについてスザンヌは「子どもが小学校1年生の時にコロナ禍になり、まだ勉強の仕方も分からない時に自宅で勉強しなさいっていうのがかわいそうで、自分もちゃんと勉強をしてこなかったのに、子どもにだけ勉強しなさいっていうのはずるいなって思ったので、一緒に勉強して、やれることをやってみようって感じでした。子どもにまず自分が頑張っている姿を見せると、子どもも頑張ってくれるようになりました」と愛息からの影響が大きかったと明かす。
また、熊本に本社があるカネリョウ海藻株式会社の新商品のパッケージに、トキワ松学園中学校高等学校の生徒のデザインが採用されたことについて熊本出身のスザンヌは「日頃からカネリョウ海藻さんのもずくなどを食べているのですが、今回トキワ松学園美術デザインコースの生徒さんが手がけた新商品の『のり天』のパッケージを見てすごく感動しました。今のパッケージもすてきですが、大好きな食べ物の新商品が新パッケージで登場するのがワクワクします。早く私もお土産として皆さんに配るのがとっても楽しみです」とうれしそうな表情を浮かべた。
番組の中で新パッケージのデザインを見て、「高校生が考えたデザインと言われないと分からないぐらいレベルの高い作品でしたし、本当にすごいなと思いました。多分カネリョウ海藻さんのことや熊本の海や景色をかなり考えて作られたものだと思うので、そういうところも含めて思いがすごく伝わってくるデザインでした」と絶賛している。
『エンジョイスキルアップ』は27日午後2時半から、TOKYO MXで放送される。