高岡早紀、スター女優の“死”を熱演「あんなにキレイでドラマチックな遺体はなかなかない」
「最初に死んでしまう役なので(笑)。吉川さんやみなさんと一緒に芝居をするシーンがなく…」
周囲の人を魅了し、登場人物のほとんどをとりこにする物語のキーパーソン。そんなさくらを演じる高岡に今回の作品や役どころ、横溝作品の魅力を聞いた。
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――ドラマの企画・台本を読まれた時の感想をお教えください。
「演じるさくらは、物語の重要なキーとなる存在。芝居がメーンというより、存在自体が、この物語にとって重要なのだなと感じました。言葉を使わず、ある意味存在感だけで芝居をするというのは、今まであまりなかったので、自分自身としては、どんな表現ができるのか、楽しみです」
――オペラ界のスター原さくらは、どういった人物でしょうか?
「スター女優さくらという人生をとにかく楽しんでいる女性です。周囲の人を魅了し、みんながみんな、さくらを好きになる。モテモテですよね。ありがとうございます(笑)」
――さくらの遺体が発見されて、謎がスタートします。
「あんなに、キレイでドラマチックな遺体はなかなかないなと思います。殺されることは、うれしくはないけれど、ああいう形の美しい遺体はそうそう経験できるものではないので、ありがたいですね」
――横溝正史ミステリー「探偵・由利麟太郎」作品についての感想をお願いします。
「横溝ワールドはすでにみなさんの中にあると思いますので、その色をより濃くしていければなと思います」
――主演を務める吉川さんの印象や、撮影現場での様子をお教えください。
「最初に死んでしまう役なので(笑)。吉川さんやみなさんと、一緒に芝居をするシーンがなく、対話がほとんどなかったので、その意味ではつまらなかったですね。もっとみなさんと芝居がしたかったです。横溝正史の世界に、吉川さん独特の新たな世界が折り込まれて、新しいドラマになるのではないかなと期待しています」
――4、5話の見どころ、視聴者へのメッセージをお願いします。
「2話連続なので、キャストの人数も多く豪華です。登場人物が多いので、丁寧に台本を読み込まないといけなくて大変でしたけど、その分夢中にさせてくれる台本だったので、視聴者の方も同じように、この世界に引き込まれていってくださるといいなと思いました。また、大人が多く出演しているので、“大人のドラマ”をお楽しみください」