【虎に翼】岩田剛典、女性にモテる役も「共感なし」 高校は男子校「うらやましいと思ってました」

岩田剛典がNHKの連続テレビ小説『虎に翼』(月~土曜、午前8時)の取材会に出席し、演じる花岡悟への思いを明かした。岩田は朝ドラ初出演。作品は日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が解決される爽快感も味わえるリーガルエンターテインメント。花岡は、伊藤沙莉が演じる主人公・猪爪寅子が学ぶ大学の同級生。

花岡悟を演じる岩田剛典【写真:(C)NHK】
花岡悟を演じる岩田剛典【写真:(C)NHK】

主演の伊藤沙莉については「この人のために自分も頑張りたい」

 岩田剛典がNHKの連続テレビ小説『虎に翼』(月~土曜、午前8時)の取材会に出席し、演じる花岡悟への思いを明かした。岩田は朝ドラ初出演。作品は日本で初めて法曹界に飛び込んだ女性の実話に基づく骨太なストーリーを追いながら、事件や裁判が解決される爽快感も味わえるリーガルエンターテインメント。花岡は、伊藤沙莉が演じる主人公・猪爪寅子が学ぶ大学の同級生。

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 まずは朝ドラに出演が決まった際の心境と周囲の反響を尋ねた。

「両親が喜ぶと素直に感じました。幼少期から朝ドラは生活の一部のような家庭で育ちましたので、朝ドラ出演を喜んでくれるだろうなと思いました。あと、友人やプロダクションの先輩や同僚から『おめでとう』と言われました。ドラマの出演が決まった時に『おめでとう』と言われることはないんです。みんな『おめでとう』と言ってくれましたので、あらためて朝ドラの影響力の大きさを、身をもって感じました」

 演じる花岡をどんな人物としてとらえて演じたのか。

「描かれる時代は男尊女卑の時代。花岡もそのバックグラウンドを背負いながらも、生い立ちの影響もあって、女性に優しさを見せる一面もある人物。女性が夢を追いかける姿を純粋に応援したいという本心もありながら、ただ学校内のヒエラルキーみたいな中では上位の学生。男としてのプライド、見栄がありながら女性陣と付き合っていかないとならない人物。女性からみたら花岡が本心で優しい言葉を言っているのかな、と思ってしまう、ちょっとミステリアスにとらえられたいという思いで役と向き合っていました」

 花岡と自身との相違点なども尋ねてみた。

「僕も大学は法学部出身です。政治学科でしたので法律を専門で学んできたわけではありませんが、法を扱うドラマを、しかも初めての朝ドラでできるのはご縁を感じました。違いは時代背景。男尊女卑ですよね。女性の発言権、決定権のようなことが与えられなかった時代です」

 公式サイトでは花岡のキャラクターは「女性から大人気」と紹介されている。共通点に思えるが。

「とにかく今回、そういった描写が多いんです。恋文をもらったり……。僕は恋文をもらうことはなかったです。男子校でしたし。演じながらそこに共感はありませんでした。どちらかというと、うらやましいと思っていました(笑)」

 35歳の岩田だが学生服を着て出演する。見せ場の一つと思うが。

「久しぶりに着ました。実際に学生時代は学ランだったので懐かしかったです。ちょっと特別ですよね。なかなか日常で着ることはありませんから。いまだに学生を演じられるのは役者冥利に尽きます」

 着てみて、まだいけると感じたのか。

「当時の時代背景もあって意外と成立するもんです」

 主演の伊藤沙莉の印象はどうだろう。

「堂々とされていますよね。演技もどっしりとしているし、現場のムードメーカーでもありつつ、すごく安心感のある座長だと思います。大変なスケジュール感の中で、周りの共演者やスタッフの方に自分から声をかけたりしている姿を見ていると、この人のために自分も頑張りたいという思いになりました」

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