夫の不在時に「ヤクザ事務所」から電話 まさかの結末に「でもおかしいと思えへんねん」

タレント・上沼恵美子が22日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜午後0時)に出演。かつて、偽の脅迫電話を受けた経験があることを明かした。

上沼恵美子
上沼恵美子

ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』

 タレント・上沼恵美子が22日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜午後0時)に出演。かつて、偽の脅迫電話を受けた経験があることを明かした。

 海外旅行の際のコーディネーターや、ドジャース・大谷翔平の元通訳で銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者の名前を出して「気をつけよう」という話から、だまされた経験談に。

 最近の詐欺電話として、典型的な“オレオレ詐欺”をにおわす電話後、真面目な内容を装って『いま変な電話があったかも知れないが、絶対に振り込むな』という電話とともに『被害に遭われてないか、確認のためキャッシュカードの番号を教えてください』という手の込んだものもあるとされた。上沼は過去に話したことがあるかもと言いつつ「『ダンナが今、新御堂で事故りました』って言われて。(夜)10時ぐらいで雨降ってて。(夫が)『ちょっと行ってくるわ、会社へ』『何でよ、こんな時間に』『今日中に届けなあかんもんがあんねん、ごめんね』って出て行って、15分後やね。(自称)ヤクザの事務所からかかってきました」と回想。

 相手は巻き舌も入れていたといい「『お前とこのおっさん、事務所来てもうてんで』。何のこっちゃ分からへんやん。雨降ってる、真っ暗、10時半過ぎ。『エ~~』って思って。『姐さんの車にすったんや。お前とこのおっさんの車が、新御堂』って。時間合うのよ。『えらいことになったなあ』と思って。『主人出してください』『うるせえ』ってすごい怖いねん。でも(電話を)切られへんねん。主人の命がかかってるから。それが、『(夫の会社の)関西テレビの森山さんとつながりました』って言うねん。やりとりがあった後。『モリヤマでございます。新御堂で事故ったみたいですね。ダンナさん』ってモリヤマ役がおるねん。モリヤマって知らんで、私は。でもそうなんかなって。『(今なら)何で三元中継やねん』って思うんだけども。『どうしましょう』って。パニクってると、三元中継だろうが、何中継だろうがわかれへんねん。『どうしたらいいですかね』いうたら、『たぶん私どもは警察の方に連絡するって言うたら怒るんですよね』『何言うとんじゃ、オラ』ってまた出てくんねん」と詳細に明かした。

「考えたらおかしい話や。会社のモリヤマさんと話してるのに、急にオラって出てくんのはね。そこにおんねん。ラジオスタジオみたいなとこでやっとんねん。きっとね」と話した上沼。「嫌やわ~と思って。でもそのときは分かれへん。『すいません』『警察? 警察なんか言うなよ~』って。20分くらいやりとりがあったかな。私は真っ青よ。ベッドの横の受話器を持ってました」と続け、「結局はいたずら電話なんだけど。お金をふんだくるとかじゃなくて、完全にいたずら。エッチ電話なんですよ。『この質問にな、奥さん。答えたら許したるわ』って始まんねん。おかしい、そこだけ取り上げたら。でもおかしいと思えへんねん。分かれへんようになってくる」と当時の心境を告白。

 そして、「『好きな食べもんは』とか言い出すねん。『てっちり』とかね。アホみたいにちゃんと答えてる。やっぱり主人の安否を気遣って」と笑いを誘いながら、「ほんで16問目ぐらいに『いまどんな格好しとんねん』『いまパジャマです』って。『パンツは何色?』っていうて、ここで口調変えよった。(それで)『アホか!』ってバーンと切った。でもしばらく呆然としたね。だまされてたやりとりをさかのぼると、何じゃこりゃと思って。何してたんやろうと思って。私って知ってたか、知らなかいか定かじゃないけど」と振り返った。上沼は、そこへ夫が帰宅したといい「ややこしい時間に出ていくな」と怒鳴り、ダンナが不思議がっていたとオチをつけていた。

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