高橋一生、水深10mでの戦闘シーンは「ほとんどCGなし」 あわや沈溺「気を失いそうに」
俳優の高橋一生が22日、主演を務めるドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズ最新作『密漁海岸』試写会・出演者会見に出席。本作でバディを務める飯豊まりえも会見に登場した。
『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ『岸辺露伴は動かない』
俳優の高橋一生が22日、主演を務めるドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズ最新作『密漁海岸』試写会・出演者会見に出席。本作でバディを務める飯豊まりえも会見に登場した。
荒木飛呂彦の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた傑作スピンオフ『岸辺露伴は動かない』。2020年末より高橋を主演に迎え実写ドラマ化され、放送されるごとにツイッタートレンド1位を獲得するなど大反響を集めている。
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊な力“ヘブンズ・ドアー”を持つ漫画家の岸辺露伴が、編集者の泉京香(飯豊)と共に奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かう物語。新作エピソード『密漁海岸』では、伝説の幻のアワビと対峙(たいじ)することになる。
高橋は、新型コロナ禍に撮影がスタートした本シリーズが5年目を迎え、「今回初めて、顔の全貌を確認することができる方たちが多々いました。2019年まではこういう形で撮影できていたという気持ちがあり、僕の中では感慨深い、感動する出来事でした」とコメント。撮影を振り返り「チームのスタッフさんのお顔が見れる中で、みなさんの笑顔、充実した顔が確認しながらできて、僕にとってはようやくお芝居をやって楽しいと思えるエネルギーが伝わってくる久しぶりの現場でした」と感想を述べた。
水中でアワビと格闘するシーンは、水深10メートルのプールで撮影を実施し、「肺は本当に浮袋なんだと実感しました。息を吐き切った状態で沈んでいかないと、体は沈まない。吐き切った所からスタートするんですけど、カットにかかった後、上がっていけないことがあった。とんでもないことが起きていて、息できなくて一瞬で気を失いそうになるんだと」と苦労を吐露。
現場スタッフのチームワークに感謝し、「映像としては臨場感のある、かつある意味芸術的なカットに仕上がっているんじゃないか。CGはほとんど使っていない。アナログでどこまでいけるかというのは、現場で追及していまして、そこも見どころなんじゃないかと思っています」と胸を張った。
『岸辺露伴は動かない』第9話『密漁海岸』は、5月10日(金)午後10時~NHK総合にて放送。NHK BSP4Kでは、5月5日(日)午後1時~先行放送される。