俳優の山崎賢人、染谷将太が20日、都内で行われた、映画『陰陽師0（ぜろ）』公開記念舞台あいさつに登壇した。

　本作は、累計発行部数680万部超を記録する夢枕獏の小説『陰陽師』シリーズが原作の呪術エンターテインメント。安倍晴明（山崎）が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた、完全オリジナルストーリーが展開される。

　安倍晴明の原点となる物語が描かれた本作にちなんで、自身の原点を振り返るフリップトークでは、山崎が原点について「小学校から中3までサッカーを楽しみながら一生懸命やるというのは、今の仕事に通ずる」とコメント。「個人プレーでもあるし、チームプレーでもある。俳優になるとは思っていなくて、やるならプロになりたいと思ってやっていました。なんだかんだ、根っこの部分はサッカーで培った」と語った。

　晴明と衝突しながらも徐々に友情が芽生えバディになる貴族・源を演じた染谷は、「ジャッキー・チェンが好きで映画が好きになった。なので、ジャッキーがいなかったら、ここにいない」と意外な原点を告白。「安倍晴明のアクションシーンのスタントマンの中に（モノマネタレントの）ジャッキー・チャンがいる」と撮影の裏話を披露していた。

　舞台あいさつには、奈緒、安藤政信、板垣李光人、メガホンをとった佐藤嗣麻子監督も登壇。サプライズで佐藤氏の夫である山崎貴氏が駆けつけた。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき