『ちびまる子ちゃん』2代目まる子・菊池こころは身長144cm「怖い気持ちも…長い目で見守って」
フジテレビ系の国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(日曜午後6時)の主人公「まる子」ことさくらももこの2代目声優に、菊池こころ(41)が決定したことが12日、同局が発表した。3月に63歳で亡くなったTARAKOさんの後任で、21日の放送から登場する。
TARAKOさんの後任、2018年8月12日の放送では共演
フジテレビ系の国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』(日曜午後6時)の主人公「まる子」ことさくらももこの2代目声優に、菊池こころ(41)が決定したことが12日、同局が発表した。3月に63歳で亡くなったTARAKOさんの後任で、21日の放送から登場する。
同局によると、菊地は複数回のオーディションを経て抜てきされたという。菊池はこれまで、テレビ東京系『BORUTO-ボルト-NARUTO NEXT GENERATIONS』ののうちはサラダ役、フジテレビ系『ワンピース』(日曜午前9時30分)トコ役など、多くのキャラクターを務めている。『ちびまる子ちゃん』の出演歴もあり、2018年8月12日放送の『まる子、幽霊を助ける』の巻”では、“お花ちゃん”という役で登場。TARAKOさんと共演している。
所属事務所の公式プロフィールによると、菊地は東京都出身で、144センチ、血液型B。特技は「犬に好かれる、人ごみをサクサク歩ける」と記されている。これまで数々のキャラクターを演じており、3月1日から公開の映画『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』では、チャペック役を担っている。
菊池は今後、TARAKOさんのイメージに染まった“まる子像”を引き継ぎながら、2代目を演じることになるが、「しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです」とコメント。オーディションに合格して2代目が決まった時の思いを「マネジャーから電話で“決まったよ”と言われ、“え”と発したあとは何を話したのかほとんど覚えていないくらい驚きました」「うれしい……。緊張、安堵、不安、何だかよく分からない複雑な感情で頭がいっぱいになりました」などと表現している。
○以下一問一答
――アニメ『ちびまる子ちゃん』にはどんなイメージを持っていますか。
「日曜の夕方18時にテレビをつけるといつものキャラクターたちがそこにいてくれてホッとします。小学3年生の何てことのない日常のお話なのに毎回面白くて、老若男女に親しまれているすごい作品だなと思います。それも30年以上…。合間に入るナレーションも顔のタテ線も今ではおなじみですが、改めて思うととても斬新ですよね。それと、まるちゃんの服が、“顔Tシャツ”に変わると夏の訪れを感じます」
――『ちびまる子ちゃん』には1度、出演されています。
「はい。放送開始から毎週見ている大好きな『ちびまる子ちゃん』の現場には、6年前に呼んでいただいたことがありました。キャスト、スタッフのみなさんが明るく楽しく収録に臨んでいて、その明るさの中心にはTARAKOさんがいらっしゃいました」
――TARAKOさんと会話はしましたか。
「ごあいさつにうかがったら、笑顔で対応してくださいました。共演者のアドリブには笑ってツッコミを入れて、アフレコ中ずっと楽しそうにニコニコされていました。その日から『ちびまる子ちゃん』がもっともっと大好きになりました」
――最後に2代目まる子を演じるにあたって意気込みを。
「TARAKOさんが大事に演じ続けてきた“まる子”。正直怖い気持ちもありますが、『ちびまる子ちゃん』が大好きだというこの気持ちを大切にして、一生懸命に努めます。しばらくは耳慣れないと思いますが、どうか長い目で見守っていただけたらとても心強いです。よろしくお願いいたします」
1990年に放送開始の同作は「アニメ35周年」を記念し、今月21日から6月9日にかけて『季節まるごと!さくらももこ 春夏秋冬の原作まつり』を放送する。