仲野太賀、主演舞台が10月25日上演 共演に二階堂ふみ、柄本時生ら豪華キャストが集結

俳優の仲野太賀が主演を務める舞台、M&Oplaysプロデュース『峠の我が家』が10月25日から上演されることが9日に分かった。二階堂ふみら豪華キャストが発表された。

『峠の我が家』が上演される
『峠の我が家』が上演される

仲野は岩松作品6作目にして初の単独主演

 俳優の仲野太賀が主演を務める舞台、M&Oplaysプロデュース『峠の我が家』が10月25日から上演されることが9日に分かった。二階堂ふみら豪華キャストが発表された。

 本作は、『結びの庭』(2015年、宮藤官九郎主演)、『家庭内失踪』(16年、小泉今日子主演)、『少女ミウ』(17年、黒島結菜主演)、『二度目の夏』(19年、東出昌大主演)など、次々と話題作を発表、高い評価を得てきた、M&Oplaysと岩松了氏が定期的に行っている人気プロデュース公演の待望の最新作となる。

 今回主演を務めるのは、豊臣秀長役で26年NHK大河ドラマの主演に決定した仲野。11年の『国民傘』で初めて岩松作品に出演し、これまでに5本の作品に出演してきた仲野が22年以来のタッグを組み、岩松作品6作目にして初の単独主演に挑む。

 また共演には、NHK連続テレビ小説『エール』やTBSドラマ『Eye Love You』などで記憶に残る演技で魅了し続け、『不道徳教室』以来11年ぶりの岩松作品参加となる二階堂。 月13日より開幕するM&Oplaysプロデュース『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』への出演を控える柄本時生。『市ヶ尾の坂』以来6年ぶりの岩松作品参加となる池津祥子、柄本とともに『帰れない男~慰留と斡旋の攻防~』にも出演する新名基浩、俳優として活躍しながら、近年では舞台『名人長二』や『後家安とその妹』などで脚本・演出も手掛け、6月21日全国公開の映画『朽ちないサクラ』への出演も決定した豊原功補といったメンバーが並ぶ。

 ひと里離れた峠にある家を舞台に、そこに暮らす3人の家族と、その家を訪れた若者との出会いに端を発する緊張感あふれる人間ドラマを描く。

 東京・本多劇場で10月25日~11月17日に上演され、新潟、宮城、富山、愛知、広島、岡山、大阪と全国で巡演する。

◯岩松了(作・演出)

「峠にある家。それは社会から逸脱しているようにも見え、堅固に家を守ろうとしているようにも見える。その家に嫁いだ女は自身の居場所を見つけられずにいる。そしてその峠を越すために家に立ち寄ることになった男の自分を偽ろうとするその苦悩に激しい感動を覚え、恋に落ちる。峠は文字通り、人が越えようとする自身の高みの形象なのかもしれない。二階堂ふみには、女子高生(『不道徳教室』)から、人妻への成長を、仲野太賀には、逸脱する男の色気を期待してます」

◯仲野太賀

「岩松了さんの演劇に出演するのは、僕にとってとても特別な経験です。M&O playsプロデュース作品『国民傘』に出演してから13年程経ちました。当時からある岩松作品への憧れは近くづくほどに輝きを増し、その背中の大きさを知れば知るほど、遠のいていくような感覚があります。二階堂さんをはじめとする素敵なキャストの皆さんと、『やっぱり岩松さんやばいね…!!?』なんて言いながら、稽古場でのたうち回る日々が今から楽しみでなりません」

◯二階堂ふみ

「岩松さんの舞台に出させて頂くのは、11年ぶりになります。何年経っても岩松さん書かれた言葉は身体に残っていて、時たま口に出してみたりしてました。(ソバコが鳴いてる…)今回はどのようなお話になるのでしょうか。筆は進んでいるのでしょうか。初舞台でご一緒した太賀くんと、岩松さんの紡ぐ言葉をお届けできるよう頑張りたいと思います」

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