ロッカー小室ぺい「みんなダンス部を観に行っちゃうから」 “無人”ライブの高校時代を回想
ロックバンド「NITRODAY」のボーカル・ギターを担当する小室ぺいが29日、都内で行われた映画「君が世界のはじまり」(7月31日全国公開)の完成披露イベントに参加した。俳優初挑戦となった本作への思いや撮影エピソードを語った。
映画「君が世界のはじまり」完成披露イベントが開催
ロックバンド「NITRODAY」のボーカル・ギターを担当する小室ぺいが29日、都内で行われた映画「君が世界のはじまり」(7月31日全国公開)の完成披露イベントに参加した。俳優初挑戦となった本作への思いや撮影エピソードを語った。
本作は、「退屈な街で、一方通行の思いを抱え込む高校生たち。『THE BLUE HEARTS(ブルーハーツ)』の歌声で、やっと息ができた。そして、押しつぶされそうな夜、事件は起きた」という“魂を焦がす”青春映画だ。この日のイベントには、主演の松本穂香をはじめ、共演者の中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、ふくだももこ監督が登壇し、トークセッションを展開した。
小室は、ふくだ監督からの熱烈なオファーを受け、演技に初チャレンジ。松本らが演じる高校の同級生でサッカー部の業平役を熱演した。撮影中は、甲斐と金子と3人で食事に行ったといい、小室は「韓国料理で美味しかったです、肉を食べました」と明かした。
劇中では、真夜中のショッピングモールでの“バンド演奏”シーンが描かれる。甲斐が「(一番乗っていたのは)金子君ですね、かなり爆発していたよね。映画の中でも1、2を争う大変なシーンで、感情が大爆発するようなシーンです。ちょっとした緊張感もありつつみんなで頑張りました」と振り返ると、金子は「らしいです(笑)。楽しい気持ちや怒りといったいろいろなことを、ブルーハーツの曲に乗せて爆発させるシーンだったので、すごく緊張感がありました」と応じた。
現役ロッカーの小室は「暴れるようなシーンだったと思いますが、普段はあそこまでやらないので、逆に楽しかったです」と振り返った。「みんなすごかったです。僕はわりとマイクの前に立って歌うという感じでしたが、純さんとかマジですごかったです」と、同級生・純を演じた片山のはっちゃけぶりについて話を振る。片山は「ちょっとびっくりでした、恥ずかしいです」と照れ笑いだった。
小室は軽音楽部でバンド活動をしていた自身の高校時代について聞かれると、「軽音部のライブには誰も観に来てくれなかったのでさびしかったです」と驚きの“告白”。「みんなダンス部とか観に行っちゃうから(笑)。軽音部は教室の隅っこでひっそりやっていました。当時は好きなバンドの曲のコピーをしていました」と振り返った。