松本穂香「ツンツンしちゃう」 親に対しての「言葉にできないイライラ」に共感

女優の松本穂香が29日、都内で、自身が主演を務める映画「君が世界のはじまり」(7月31日全国公開)の完成披露イベントに参加した。

映画「君が世界のはじまり」の完成披露イベントに参加した松本穂香
映画「君が世界のはじまり」の完成披露イベントに参加した松本穂香

映画「君が世界のはじまり」完成披露イベントが開催

 女優の松本穂香が29日、都内で、自身が主演を務める映画「君が世界のはじまり」(7月31日全国公開)の完成披露イベントに参加した。

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 本作は「退屈な街で、一方通行の思いを抱え込む高校生たち。『THE BLUE HEARTS』の歌声で、やっと息ができた。そして、押しつぶされそうな夜、事件は起きた」という“魂を焦がす”青春映画だ。この日のイベントには、松本を始め、共演者の中田青渚、片山友希、金子大地、甲斐翔真、小室ぺい、ふくだももこ監督が登壇し、トークセッションを展開した。

 23歳の松本は、高校2年生の主人公・えんを演じた。松本はえんのキャラクターに共感できる点について聞かれると、「えんとは全然違うんですけど、(片山が演じ、父親との折り合いがよくなく無視している同級生の)純ちゃんです。私自身も、もやもやしたり、親に対して言葉にできないイライラじゃないですけど、愛情があるからこそツンツンしちゃうというところもあって、あそこまでわかりやすくないですが、私にもあるので」と打ち明けた。すると、片山は「なんかちょっと意外です」と驚いた様子で反応した。

 ふくだ監督とは2作目のタッグ。台本の流れやセリフについて自然と意見を出し合って撮影が進んだといい、ふくだ監督は「穂香ちゃんは大丈夫と思っていたので、見事にやってもらえた。何をやってもやってもらえるという信頼感がありました」と主役を演じきった松本をたたえた。

 その後に、「高校時代に一方通行だった思い出」について話が及ぶと、松本は演劇部での活動を回想。「(演劇を)視聴覚室でひっそりやったり、全然人が来ませんでした。体育館でやっても音響設備が悪くて、声が届かなくて、ただジタバタしている感じでした。でも、高校生なので一生懸命なので、届いてなくても一生懸命にやっていました」と振り返った。当時に演じていた役については、「いろんな役をやりました。冷凍マグロの役をやったことは、このような場で100回ぐらい話しましたが、アニメ好きの子が台本を考えていたので、例えば、ベルを鳴らしたら時が止まるという設定。私がちりんちりんと鳴らすとみんなが止まって……。人が少ない中で一生懸命やっていました。アニメだから成立することを実写でやっていました」と明かした。

 最後に、本作について「全員が全員主役。1人1人がこんなに濃く描かれている映画は、ほかにないんじゃないかなと思います。素敵な映画です」と語った。

次のページへ (2/2) 【写真】注目の若手俳優たちが紡ぎ出す“魂を焦がす”青春映画…完成披露イベントのショット
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