「今私たちなりにできる最大限のこと」SKE48北野瑠華が“無観客”公演で感謝の涙
名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が28日、SKE48 劇場で配信限定の劇場公演を開催した。
ソーシャルディスタンスを確保した形で劇場公演開催
名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ「SKE48」が28日、SKE48 劇場で配信限定の劇場公演を開催した。
SKE48 劇場での公演は、6月14日に108日ぶりに開催したチームS「重ねた足跡」公演に次ぐ公演で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、出演メンバーは6名のみ、劇場内すべてのドアを開放し換気を実施。フォーメーションも、通常のものから変更して、ソーシャルディスタンスを確保した形で行われた。
前回に引き続きツイッターでの声援システムを実施し、冒頭4曲をSKE48公式YouTubeチャンネルで配信する新たな試みも実施された。
この日は、チームKⅡに所属する青木詩織、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、竹内彩姫、日高優月の6名が出演。「マンモス」、「最終ベルが鳴る」、「ボーイフレンドの作り方」、「偉い人になりたくない」まで続けて披露すると、6名でのフォーメーションだと、通常よりも大きな動きになるためか、息を切らしながらMCに入った。
今回は、新たに花道ステージも追加。通常の公演では難しい演出で、配信限定公演ならではのパフォーマンスとなった。「回遊魚のキャパシティ」では、スクリーン上にコールのツイートが溢れ、「#Twitterで声援を」は前回公演に続きトレンド入り。ステージ上のメンバーも感激していた。
後半のMCでは、チームメイトの高柳明音がモニターに登場。先輩らしいコメントを残して退場予定だったが、画面が固まってしまうという、生配信ならではのハプニングも起こった。
「最終ベルが鳴る」公演の楽曲8曲を披露した後、チームKII副リーダー北野は、「今日こうしてステージに立ってみて、心の底から楽しいなって」と始めたところで声をつまらせ、「メンバーも何をしていいのかわからなくなったり、ファンの方々に楽しんでいただけてるのかなって思った」と涙ぐみながら自粛期間中の不安だった気持ちを吐露。「こうして新しい形で少しずつできることを私たちは精一杯やっていって、1日でも早く明るい未来がくるよう願っています」と、ファンに感謝。これからも頑張っていく決意の気持ちを込めて、「遠くにいても」で公演を締めくくった。
約80分の公演終演後には、配信限定公演ならではの「アフタートーク配信」を実施。ここでは緩いトークが繰り広げられ、この日の公演は幕を閉じた。
公演後のチームKⅡ副リーダー北野瑠華のコメントは以下のとおり。
「今日の公演は、通常の16人での公演を6人でやるという形だったので、どういう感じなのか全く想像できなかったんですが、いざステージに立ってみると、無観客という形ではありますが、ステージに立てたことの喜びとか、久しぶりにみんなで楽しんでいる時間とか、ファンの方が後ろ(のモニター)でコメントして応援してくださるのを見て、やっぱり劇場公演ていいなって改めて思いました。
今はこういう形ではあるけれど、これが今私たちなりにできる最大限のことなので、これから少しずつさらに工夫しながら皆様にもっと楽しんでいただけるような公演を届けられたらなと思いました。実際ステージに立ってみて、ここをこうしたいなとか、ここをこうしたらファンの方が楽しめるんじゃないかとか、みんなで考えていることもあると思います。
これからまた公演もあると思うので、メンバーが違ってもまた新しいKⅡを観ていただけるように、みんなでまた頑張っていきたいなと思います。直接会うにはまだ時間がかかると思うんですが、画面越しでも劇場公演の良さやSKE48の良さを感じてもらえたらと思っています」