18年ぶり復活『新プロジェクトX』、MC・森花子アナは水戸放送局業務と子育ての両立「いろんな挑戦」

6日にスタートするNHKの『新プロジェクトX~挑戦者たち~』(土曜午後7時30分)の取材会が1日に都内で行われ、MCを務める有馬嘉男記者と森花子アナウンサー、さらに制作統括・久保健一氏が意気込みを語った。

意気込みを語ったMCの有馬嘉男記者(左)と森花子アナウンサー【写真:(C)NHK】
意気込みを語ったMCの有馬嘉男記者(左)と森花子アナウンサー【写真:(C)NHK】

NHK『新プロジェクトX~挑戦者たち~』取材会

 6日にスタートするNHKの『新プロジェクトX~挑戦者たち~』(土曜午後7時30分)の取材会が1日に都内で行われ、MCを務める有馬嘉男記者と森花子アナウンサー、さらに制作統括・久保健一氏が意気込みを語った。

 有馬氏は「新シリーズが取り上げるのは、人びとの働き方や価値観が大きく変わった平成・令和のプロジェクト。個人的には、昭和からの決別とでもいうような裏テーマを考えてみたんですが、結局、いまの時代を代表する大プロジェクトだって、上司と部下との信頼関係やチームワーク、家族愛や友情といったいつの時代も変わらない人びとの思いが突き動かしている。だから新シリーズでもやることはかわりません。お伝えするのは、『努力はきっと報われる』、『夢はきっとかなう』、そう信じてがんばった人たちの物語です。逆境や困難を克服して、プロジェクトを実現した人たちのドラマを丁寧に掘り起こし、丁寧に伝えていきたいと思います」と語った。

 森アナは「私は、水戸放送局に所属した状態で、『新プロジェクトX』のMCを務めることになりました。MCに加え、水戸放送局の業務、そして子育て、こういったことを両立しながら、番組に挑むことになりました。私自身慣れないなかで、いろんな挑戦をしながら、この番組と向き合っていきたいと思っています。視聴者の皆さんが『この番組を見て良かった』、『あの人の知恵や考え、生活に役立てられる』、そう思っていただけるといいと思っています。皆さんと一緒に楽しめる、勉強になる、学びがある、希望がある番組にしていきたいです」とした。

 また、久保氏は「私は、旧シリーズの時、ディレクターの1人で参加していました。18年ぶりの復活となり、今の挑戦を発掘してみたら、どんな人たちを掘り起こせるだろうかと楽しみに思いながら、去年の秋から取材・制作を始めました。そして、昭和の時代に負けない挑戦者がたくさんいました。制作陣、そういった方々に励まされながら、新シリーズ少しずつ作っています。スカイツリー以降も楽しみに見ていただきたいです」と語った。

 6日放送の初回のテーマは東京スカイツリー。スカイツリーの敷地面積は東京タワーの約4分の1。狭い敷地に超高層タワーを建てる難工事に、すご腕の設計士や全国各地から選りすぐられた精鋭の職人、のべ58万人が挑んだ姿を紹介。雷や突風などと闘い、完成直前には東日本大震災に襲われながらも高さ600メートルでズレがわずか2センチという圧倒的な精度で鉄骨を組み立てた技術者たちの意地の物語という。

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