森七菜、舞台あいさつで恋愛観チラリ「『ずっと一緒にいよう』って言葉だけでは」
俳優の森七菜が1日、都内で行われた映画『四月になれば彼女は』の大ヒット御礼舞台あいさつに佐藤健、長澤まさみ、メガホンをとった山田智和監督とともに出席した。
「覚悟」を熱弁
俳優の森七菜が1日、都内で行われた映画『四月になれば彼女は』の大ヒット御礼舞台あいさつに佐藤健、長澤まさみ、メガホンをとった山田智和監督とともに出席した。
原作は、発行部数45万部を突破した川村元気氏による同名恋愛小説。婚約者・坂本弥生との結婚が控える精神科医・藤代俊のともに、かつて交際していた初恋の女性・伊予田春から手紙が届く。ウユニ塩湖から届いた手紙には、10年前の恋愛の記憶がつづられており、その後も世界各地から手紙が届く……というストーリー。
ファンから「この映画は恋人もしくは恋人候補と観ないほうがいいというコメントがネットでみられる。内容的にも昔の恋愛を思い出させてしまうのではって……」との意見が寄せられると、長澤は「映画をトークテーマにできるのはいい。過去があっての今だから、やきもちを妬いちゃったりするのかと思うけど、新しいことを知って新しい関係性を作るのはいいなって思う」と返答した。
森は「私はこの映画を一緒に観られない人とは恋人にはなれない」とキッパリ。「一緒にやって怖いものがある人とこれから生きていくって、どういう覚悟なんだろうって。終わりがあることを覚悟せず、一緒にいるなんてそれは不安、不安定ですよね。『ずっと一緒にいよう』って言葉だけでは確定ではないですから。こういう映画を観て、なお続いていくのがすばらしいのではないか」と私見。会場からは納得の拍手が送られていた。
この日は4月1日で、多くの企業が入社式を行った。スーツに身を包んだ同世代を、街中で見かけた森は「みなさんが1つのホールに集まるのを見て、きょうという日がみんなの大きな出会いや門出の日なんだと感動した。こういう日に舞台あいさつができて、うれしいです」と笑顔で語った。