クリア不可能な無理難題も…オリジナルステージが作成できたファミコンソフト3選
2019年6月28日に任天堂から発売された『スーパーマリオメーカー2』では自分だけのマリオのコースを作成して世界に公開することが可能だ。YouTubeでも多くのプレイヤーがオリジナルステージで遊ぶ動画が公開されており、人気を集めている。このオリジナルステージ作成をファミコン時代から実現していたソフトがあった。今回はオリジナルステージ作りが面白いファミコンソフト3本を筆者の体験も交えて見ていこう。
憂さ晴らしからクリア不可能なステージまで…オリジナルステージの楽しみ方
2019年6月28日に任天堂から発売された『スーパーマリオメーカー2』では自分だけのマリオのコースを作成して世界に公開することが可能だ。YouTubeでも多くのプレイヤーがオリジナルステージで遊ぶ動画が公開されており、人気を集めている。このオリジナルステージ作成をファミコン時代から実現していたソフトがあった。今回はオリジナルステージ作りが面白いファミコンソフト3本を筆者の体験も交えて見ていこう。
まずは1984年11月30日に任天堂から発売された『エキサイトバイク』に注目する。同作でプレイヤーはスーパーモトクロッサーと呼ばれるバイクを操作して、障害物のあるコースを走り抜ける。一定時間だけ加速できるターボを駆使するなどして、ベストタイム更新を目指すゲームだ。
また、デザインモードを選択すれば、ジャンプ台などのパーツを配置して自由にコースを作ることができた。筆者は『エキサイトバイク』のようなレースゲームが不得意であったため、友人と対戦するといつも負けて悔しい思いをしていた。そんな時にデザインモードでジャンプ台がたくさん並ぶステージを作成して、気持ちよくジャンプを繰り返して憂さ晴らしをしていた記憶がある。
次に見ていくのは85年6月18日に任天堂から発売された『レッキングクルー』だ。プレイヤーはマリオとルイージを操り、モンスターの住みつくビルを解体するために壁を壊し、すべて壊すとクリアになる。用意されている100ステージのほかに、DESIGNモードでオリジナルステージの作成が可能で、壁やはしごなどを配置して、解体するためのビルを作っていく。
筆者は当時、友人と100ステージのクリアを目指して遊んでいたが、ゲームをクリアしたのちにはそれぞれが作成したオリジナルステージで遊ぶようになっていった。友人に参ったと言わせるステージにするにはどうしたらいいかと、こまめにノートにまとめていたものだ。
84年7月31日にハドソン(現:コナミデジタルエンタテインメント)から発売された『ロードランナー』もオリジナルステージを作れるゲームだ。同作の目的は敵に捕まらずに金塊を集めてステージを脱出すること。床に穴をあけて下の階に移動したり、敵を落として金塊を回収したり、パズルのような要素も含まれていた。画面起動時にEDIT MODEを選択してオリジナルステージを作るのだが、敵を多く配置しすぎたり、金塊の場所が到達できないところにあったりして、クリア不可能なステージを作ってしまったこともあった。適切な難易度のステージ作成に苦労した記憶がある。
オリジナルステージの作成は、今も昔もプレイヤーを喜ばせるようだ。改めてこれらのゲームでオリジナルステージを作成して、みんなで楽しむのもいいかもしれない。