『GTO』内山田教頭の愛車は何回壊れた? 何度もよみがえり生徒を救った「クレスタ」
1998年に放送され、最終話では視聴率35.7%を記録した名作ドラマ『GTO』が、1日にカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』(午後9時)として一夜限りの復活を遂げる。原作は97年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画『GTO』(作:藤沢とおる)で、元暴走族のヤンキー教師・鬼塚英吉が、いじめやスクールカースト、教師いじめなどの教育問題を解決していく物語だ。
鬼塚の落下を誰よりも助けたのは「クレスタ」だった
1998年に放送され、最終話では視聴率35.7%を記録した名作ドラマ『GTO』が、1日にカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』(午後9時)として一夜限りの復活を遂げる。原作は97年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画『GTO』(作:藤沢とおる)で、元暴走族のヤンキー教師・鬼塚英吉が、いじめやスクールカースト、教師いじめなどの教育問題を解決していく物語だ。
待望の復活にドラマファンからは「旧ドラマキャストが出るの楽しみすぎる」といった声があがっていたが、筆者を含む多くの原作ファンが注目していた要素の1つに「内山田は登場するのか」があげられるだろう。
そもそも内山田こと内山田ひろしは、原作では鬼塚が採用された東京吉祥学苑の中等部にて教頭を務めている人物だ。上司には媚びへつらい、部下には威張り散らし、さらに通勤電車内で痴漢行為をおこなうような人物で、原作における憎まれ役である。そんな彼の特に印象的なエピソードといえば愛車のトヨタ「クレスタ」が幾度となく破壊されていることだろう。
クレスタが破壊された回数は合計6回。そのなかでも鬼塚や生徒が学校の屋上から落下した際に同車の上に落ちることで、鬼塚や生徒は九死に一生を得る代わりに破壊されたケースが4回も存在する。
残り2回のうち1回は、コミックス8巻第65話「血津乃穴御拡下露 !!(けつのあなをひろげろ)」にて、鬼塚が受け持っている3年4組生徒の菊池、村井、草野、藤吉によって強奪された挙句、第66話「悲しい少女に微笑みを‥」にて水没させられた。ちなみに第67話「ただ一人の天敵」冒頭にてクレーン車によって海から引き上げられるクレスタや、それを見て悲しみのあまり絶叫する内山田の姿は、何度見ても筆者は爆笑してしまう。
もう1回はコミックス17巻第140話「私の人生」にて鬼塚を追跡する内山田の暴走運転によって電柱に激突して破壊。同話では破壊された愛車に対して内山田は大きなリアクションをしておらず、あまり目立つシーンではなかった。
破壊されるたびに断末魔の叫びをあげ、その度に新車となってよみがえるクレスタをこよなく愛する内山田の様子は、『GTO』の名シーンといっても過言ではない。またネット上では「クレスタが何回買い替えてもぶっ壊されるノリがこの世で一番面白い」「クレスタといえばGTOの内山田教頭は外せない」と声があがっており、ファンからも愛されていることが分かる。
一方「3年4組の問題を放置した悪い大人だった部分もあるから同情できない」や「車破壊されてるけど車内痴漢するクズだからな」など、内山田のクズ要素によって同情できないという意見も散見された。
ちなみに特別ドラマ『GTOリバイバル』では、私立相徳学院高等学校を舞台に俳優の反町隆史が演じる鬼塚が、クラスの問題を解決していくストーリーだ。この学校でも憎まれ役な教頭として登場するのが、俳優・小手伸也が演じる富士山田剛司である。
「内山田(うちやまだ)」に似た発音である「富士山田(ふじやまだ)」が教頭であることから、内山田的なポジションが期待される富士山田。『GTO』の名シーンである教頭の車破壊が同ドラマでも登場するのか、とても楽しみである。