松本人志VS文春裁判 古市憲寿氏が指摘「週刊誌報道が神聖なものになっているのは違う」
社会学者の古市憲寿氏が、31日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、週刊文春の記事をめぐりダウンタウン・松本人志が同誌を発行する文藝春秋と竹田聖編集長に約5.5億円の損害賠償請求など求めて提訴した裁判についてコメントした。
ワイドナショーで持論「週刊誌に振り回される世の中」
社会学者の古市憲寿氏が、31日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(日曜午前10時)に出演し、週刊文春の記事をめぐりダウンタウン・松本人志が同誌を発行する文藝春秋と竹田聖編集長に約5.5億円の損害賠償請求など求めて提訴した裁判についてコメントした。
番組では、同裁判への関心度が高かったことを報道。19席の一般傍聴席を求めて約36倍となる691人が並んだ。双方は全面的に争う姿勢を見せ、5分で閉廷した。
古市氏は「雰囲気で決まるよりは、裁判という場所で客観的に相当性が取れるってことはいいと思う」と前置きした上で、「真実が何かっていうのは当人同士で意見も分かれ、分からないわけなので、結局、信じるだけの事情があればいいと」と文春側の報道姿勢を指摘。「でもそこは表現の自由ですから」と一定の理解も見せた。
また、古内氏は「週刊誌に振り回される世の中だと思う」とコメントすると「世の中の受け止め方が、いますごい真面目になりすぎてるっていうか、週刊誌が警察・裁判所みたいな。週刊誌に報じられたことがもう絶対事実なんだっていうふうに」と週刊誌報道の絶対視に警鐘を鳴らす。「週刊誌って神聖なもので絶対正しいリストになっちゃってるから、それがちょっと良くないんじゃないかな」と持論を展開した。