タレントの今田耕司が30日、読売テレビ『今田耕司のネタバレMTG』（土曜午前11時55分）に出演。番組では性的行為強要疑惑を報じられたダウンタウン・松本人志が週刊文春側を提訴した裁判の、28日の第1回口頭弁論について取り上げた。

　松本は裁判に先立ち、25日に現在の心境をXに投稿。1月9日以来、76日ぶりの更新で「人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」とつづっていた。

　お笑いコンビ・ネイビーズアフロのみながわが、M-1グランプリやキングオブコントの審査員問題などを念頭に、裁判の結果が出る前に松本の仕事復帰があるのかと発言。流れを受けた今田は「文章にもあったように『お笑いで自分で笑えなくなってる人がいる』っていうのを意識しながら、お笑いやるっていうのはかなりつらいことなのかなっていうので、僕は（松本さんが）お休みされるときにこれだけ大きな話題になったので、（表舞台に）出て行ったときに、出る前に『お客さんどう思ってるやろう』『こう思われてんのかな』っていうことで、本来のパフォーマンスはたぶん、松本さんはできないなっていう判断をされたのかなと思ったんですよ」と見解を示した上で、「そやけど、やはり年末（の報道から）から3か月、4か月たつにつれて気持ちの持っていきよう、『自分がもし裁判をしながらでも（仕事）できるかもね』と思ったら、もしかしたらやりはるのかなっていう期待はありますけどね。どっかで」と思いを明かした。

　復帰への強い意志が見えた投稿に、引退もありうると思っていたという元衆院議員の杉村太蔵氏が「ファンはすごく喜んでるんじゃないですか」と話すと、今田は「やっぱりやっていただきたいですからね」と同意。杉村氏は「こっそり、新年度どっかからスタートってしてるんでは」と松本復帰番組が収録済みではと疑った。

　これには否定の声が上がったが、杉村氏が「いやいや何をしでかすか分かんないですよ、テレビ局って」と再び発言すると、今田は「いや、これは収録もし終わってはったら不利ですよ」と返答。「やっぱりスポンサーさんがいて、呼ばれるか呼ばれないかっていうこともありますし。じゃあネットでっていうても、やっぱり地上波で（松本さんを）見たいなっていうのは僕の個人的な気持ちですね」と続けた。