逮捕者続いたBreakingDown 溝口COOが明かした本音「心の底から100%彼らが悪いって思えていない」

朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「BreakingDown」。不良にスポットライトを当て、更生させることも開催の目的であったが、今年3月に入り、逮捕者が続出している。同団体のCOOを務める溝口勇児氏の発言に注目が集まっている。

溝口勇児氏【写真:山口比佐夫】
溝口勇児氏【写真:山口比佐夫】

逮捕者続出で「信念に揺らぎ」と告白

 朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「BreakingDown」。不良にスポットライトを当て、更生させることも開催の目的であったが、今年3月に入り、逮捕者が続出している。同団体のCOOを務める溝口勇児氏の発言に注目が集まっている。

 運営に関わっている朝倉海のYouTubeに登場した溝口氏は「続出する逮捕者について運営チームで話し合いました」の映像で「非難を浴びることを前提に話すと」と前置きし、この問題に関する見解を述べている。

「BreakingDownの根っこには1分で最強を決めるに加えて過去に過ちを犯したとか持たざる者が唯一大きなスポットライトを浴びることができる場所として、彼らの不遇な人生環境で育った人が拳ひとつで成り上がれる姿を見せることで同じような状況の人にも勇気を与えたいと。一歩を踏み出せば何者にでもなれるというのを見せたいがベースにある」

 前科者や不遇な人生を歩んだ人間に光が当たる場所が「本当に少ない」といい、それがゆえに「我々ぐらいはみんなが後ろ指さしても優しくあっていいんじゃないか」というのがベースにあったと語る。

 しかし、今回の逮捕者続出で「信念が揺らいでいる」と吐露。それでも「視聴者からこんなことを言って共感されると思ってないよ。批判されると思うよ」と語り本音を明かしていた。

「心の底から100%彼らが悪いって思えていない。みんな恵まれている人ばっかりじゃんって思っちゃう。こいつらの弱さの背景だけBreakingDownを通じて知ってほしい。別に守らなくていいよ。厳しい目を向けてほしい。逮捕してもらってもいいですよ。『こんなことで捕まるんだ』と人生を棒に振るんだということを彼らを見て、世の中で実際に同じような悪事とか過ちを犯す人が減ってくれれば、それは社会にとって意味があること」

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください