風間俊介、杉咲花主演ドラマに出演 脳梗塞になった妻を支える役「気合が入りました」
俳優の風間俊介と中村映里子が、4月15日スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(月曜午後10時)にゲスト出演することが27日に発表された。併せて、ドラマシーンが初解禁された。
初主演をつかむも病に倒れる俳優役を中村映里子
俳優の風間俊介と中村映里子が、4月15日スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(月曜午後10時)にゲスト出演することが27日に発表された。併せて、ドラマシーンが初解禁された。
同ドラマは、“記憶障害の脳外科医”という前代未聞の主人公が、目の前の患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。杉咲花がフジテレビ系ドラマ初主演を務める。原作は、講談社『モーニング』で連載中の同名漫画。元脳外科医である子鹿ゆずる氏が描く“リアル脳外科医”の世界が、医療従事者のみならず、各方面から絶賛されている。事故で脳を損傷した主人公の脳外科医・川内ミヤビを杉咲が、変わり者の脳外科医・三瓶友治を若葉竜也が演じる。
初回ゲストで登場する中村は、長い下積みを経てようやく花開きつつある俳優・赤嶺レナ役。風間は、売れないレナをずっと支えてきた夫でマネジャーの江本博嗣を演じる。レナは努力の末にようやくドラマの初主演をつかみ、撮影を控えていたが、ある日突然、脳梗塞で倒れてしまう。三瓶の治療により危険な状態は脱したものの、レナには“失語症”という後遺症が残り、俳優でありながら読み書きすることも、言葉を発することもできなくなってしまった。ミヤビは、絶望する江本夫婦の姿に心を痛め寄り添おうとするものの、自らも記憶障害という重い後遺症を負っているため医療行為をすることが許されていない。2人の人生と向き合おうとするミヤビの姿と、ミヤビだからこそできる患者へのアプローチが描かれる。
風間は、「台本を読んだ時、なんて素敵な物語なのだろうと思いました。幾重にも重なったキャラクターたちの思いが、素晴らしいハーモニーを奏でている台本だったので気合が入りました」とコメント。妻のいちばんの理解者でありながら、何もしてあげられないもどかしさに苦悩する江本役に、「ミヤビ先生の(記憶障害の)事情を知らない役でしたし、家族が突然、病に倒れるというのは他者を思い遣る余裕もなくなると思うので、只々、妻であるレナを思う姿を見ていただけたらと思っていました」と語った。また「撮影現場ではミヤビ先生の心情を丁寧に表現する杉咲さんのお芝居に感動し、この作品への思いと覚悟が日に日に増していく幸せな時間でした」と振り返っている。
また脳梗塞で倒れるレナを演じる中村は、「脳の病気や後遺症のこと、そこで闘っている脳外科医や患者さんとその家族や周りにいる人たちのことがとても誠実に描かれていました。一括りにはできないさまざまなメッセージを投げかけてくれました」と台本について語り、自身の役どころについて「女優として強い意志を持ちながら、懸命に諦めることなく生きてきた女性だと思っています」とコメント。「生半可な気持ちでやれるような役ではないと。言葉を失う、ということにも必死で向き合わせていただいたつもりなのですが、ずっと不安でした。“心”をめいっぱい使って演じるしかないと思いながら臨んでいました」と、役作りについて語っている。