トニー賞舞台に「臆せずチャンレンジ」若手俳優・富田健太郎の挑戦
役者という職業が素敵なのは「本当に道徳的なところだと思います」
――今や様々な分野に活躍の場を広げていらっしゃいますが、最初に俳優を志したきっかけはなんだったのでしょう。
「最初この事務所に入ったときはどんなお仕事かわからなかったんです。お芝居や発声のレッスンを受けさせてもらうようになって、『お芝居ってこんなにむずかしいんだ』ということに気づいて。役者って面白いのかなと感じたことがきっかけです」
――いろんな経験を積んでこられた今、”役者”という仕事を通じて成長したと感じる部分はありますか。
「役者という職業が素敵だなと思う部分は、本当に道徳的なところだと思います。役者は人と人との関わりだったりとか、そこに生まれる感情だったりとかを大切にする職業。そういった意味で、人が好きになった気がします。知らない人やちょっと苦手だなって思う人とでも、諦めないでコミュニケーションを取り続けたいと思うようになりました。今後も役者としてはもちろん、他の関わり方でもものづくりに携わっていきたいと思っています」
――舞台を楽しみにされているみなさんにメッセージをお願いします。
「生きていく中で、知らないことってたくさんあると思います。時代背景や歴史、人種やLGBTのこと。みなさんにこの作品を通して少しでもそういう部分に触れて知っていただきたいと強く思っています。その中にある愛や、人の素晴らしさをみなさんに伝えていきたいです。ぜひ見に来てください」
□富田健太郎(とみた・けんたろう)1995年8月2日生まれ。東京都出身。身長175センチ。B型。趣味・特技は料理、一人旅、バスケットボール、キックボクシング。主な出演作にTX「来世ではちゃんとします」、MBS/TBS「都立水商!~令和~」、EX「僕の初恋をキミに捧ぐ」など。
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