マネジャーの金銭横領、上沼恵美子が明かす驚きの手口 発覚の経緯も告白「おかしいなと思うのは」
タレント・上沼恵美子が25日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜午後12時)に出演。米大リーグ、ドジャース・大谷翔平の元通訳で違法賭博に関与したとして球団を解雇された水原一平氏の騒動について触れ、かつて男性マネジャーに金銭を横領をされた経験を告白した。マネジャーの金銭抜き取りの手口も明かしている。
申告漏れ報道の真実も明かす「被害者ですよ」
タレント・上沼恵美子が25日、ABCラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』(月曜午後12時)に出演。米大リーグ、ドジャース・大谷翔平の元通訳で違法賭博に関与したとして球団を解雇された水原一平氏の騒動について触れ、かつて男性マネジャーに金銭を横領をされた経験を告白した。マネジャーの金銭抜き取りの手口も明かしている。
信頼していたマネジャーに金銭を横領されたという上沼。講演会の際の“抜き取り”手口をこう明かす。
「テレビのレギュラーと違って、本人からもらうというのか商工会議所の○○さんからもらうのを、あの子(元マネジャー)はね、本来は行って支払調書にサインをしてっていうのに『先にくれ』って言うてたらしい。大阪まで(相手が)出向いて来て、それでもらって、そこから(ギャラの一部を)抜いて自分のポケットに入れて、私には水引で御礼って書いてくれるのよ。ところがその字は分かるねん。毛筆なんやけど、そのマネジャーの字や。その子字がうまかったんで『これこの子の字やんか』と思いながら『こんな水引の祝儀みたいにくれはんねんな』っていうのはおかしかったな。仕事で行ってんのにね、市民会館で」と説明。西森から「結構な額ですよね」と言われ、「そうです。30万円抜いてはってん、1回に」と数字も明言した。
発覚の経緯も明かした。
「おかしいなと思うのは確定申告の前に思う。『なぜ講演の支払調書が来ないんだろう』って。テレビ局のヤツは全部来てたんですよ、家に。『何で来ないんやろう』と思って聞きました、その子に。『いや大丈夫ですよ。そんなんは向こうで処理してますから』処理も何も支払調書で申告せなあかんのに、『なんで私5か所ぐらい行ってるのに』って言いましたよ。言ったんだけども『どうしてでしょうね』って同じように首かしげんのよ。おかしいなと思って。全部分かった時点で支払調書はその子の家に来るわけです。値段が違うから。30万円抜いてるから。『そのヤツはどうしてたん』って後で問いただして。ウチのダンナにも来てもらって言うたんですよ。ゴミ箱に捨ててました。シュレッダーかけてました。それはおかしいやんか。それは私はもらってないことになってるわけやんか。その年に『申告漏れ』って新聞に出ました。『上沼恵美子、申告漏れ』。まさに申告漏れでございます。文化講演会だけの分やけどね。被害者ですよ。でも名前が踊るのは、タレントの名前や」と克明に回想しつつ、大きなダメージを被ったとした。
元マネジャーはこの日の放送も聞いている可能性があるとした。「8本ぐらいのレギュラーの構成作家で5万円ずつもらってました」という元マネジャーの横領額は「億もいってないけど、何千万円でしたかね」と公表。上沼は「最後の電話覚えてます。何々ちゃん、大信頼してたし、面白い子だったし」と発言。
タレント仲間にもかわいがられていたという。「(他人に)慕われてる子だったんですよ。それがそういうことになる。だから分からないの、人間っていうのは。好かれる要素は(あった)。悪いですけど、仕事とってくんのがマネジャーですよ。1本も仕事取ってきてもらったことないもんね。そうなると付き人になってくる。付き人というのは私を機嫌よくすることなんですよ。ほめられてもないのに『絶賛でした』『素晴らしい』いうて背中を押してくれる、それにお給料を渡してた。その男の子、賭博、そいつもそう、面白くてひょうきんでキダ(タロー)先生も大好きで。(その後)実態が分かってってことなんです。ホント分からないの。めちゃくちゃいい人なの。使い込んだ男も。ええ子なの。100点満点、最高」と人間性は良かった人物だったとした。
最後に上沼は「だから、ある意味、ショックでね。ドーンと岩にぶつかったときは痛くない。何や当たったなと思うけど、あとで痛んできます。側近っていうか、一番近い人の裏切りっていうのは癒すのにだいぶ時間かかんねん。しんどいねん。大谷さんもかなりショックやと思いますよ。よく真美子さんいてくださったなと思います。支えがいるのよ。支えと言うのはどこにも売ってないのよ」と大谷を思いながら力を込めた。