森七菜、同世代の恋愛事情を分析 ドラマや映画の影響で「ハードルが高い」
俳優の森七菜が22日、都内で行われた映画『四月になれば彼女は』の初日舞台あいさつに佐藤健、長澤まさみ、メガホンをとった山田智和監督とともに出席。「最近の恋愛」についてトークを展開した。
映画『四月になれば彼女は』は「同世代に見て欲しい教科書」
俳優の森七菜が22日、都内で行われた映画『四月になれば彼女は』の初日舞台あいさつに佐藤健、長澤まさみ、メガホンをとった山田智和監督とともに出席。「最近の恋愛」についてトークを展開した。
原作は川村元気氏による同名恋愛小説。川村氏が取材するなかで恋人がいない人が増え、恋愛が消えたと感じたことから着想を得たという。「最近の恋愛」を聞かれると、佐藤は「恋愛しなくても楽しい世界になっている。恋愛しなくても楽しく過ごせる人が多い」とし、長澤も「楽しむものが増えて、しかも1人で楽しめる時間も増えた。そうなると出会いがないのかな。人と関わる時間が少ないのかなと思いますね」と語った。
森は「同世代を見ていると、恋愛のハードルが高いんだなと思います。恋に落ちるときの感じとか、アニメやキラキラしたドラマを見ているから、それ相応のものじゃないとダメって思っている。ちょっと感じたことでも、『これはまだ恋じゃない』ってみんな思っている。ある種、生きづらいというか……」と分析した。
恋愛ドラマによってハードルが高くなっているとの意見を受けて、司会者が「これまで作品にたくさん出演された長澤さんや佐藤さんも責任もあるのでは?」と話を振ると、佐藤は「でも恋は、そのくらいときめいて欲しいよ」とコメント。森は「この映画はちゃんと残酷なことも拾っている。同世代に見て欲しい教科書」とおすすめした。
本作は、婚約者・坂本弥生との結婚が控える精神科医・藤代俊のともに、かつて交際していた初恋の女性・伊予田春から手紙が届く。ウユニ塩湖から届いた手紙には、10年前の恋愛の記憶がつづられており、その後も世界各地から手紙が届く……というストーリー。