元「男闘呼組」成田昭次、『不適切にも』最終回で31年ぶりドラマ出演「一生の宝になりました!」

4人組ロックバンド・男闘呼組の元メンバーで、現在はRockon Social ClubやNARITA THOMAS SIMPSONのリードボーカルとして活動する歌手の成田昭次が、29日放送のTBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(金曜午後10時)の最終回にゲスト出演することが22日、発表された。ドラマへの出演は31年ぶりとなる。

(左から)小野武彦、成田昭次、宍戸開【写真:(C)TBS】
(左から)小野武彦、成田昭次、宍戸開【写真:(C)TBS】

小野武彦&宍戸開の出演も決定

 4人組ロックバンド・男闘呼組の元メンバーで、現在はRockon Social ClubやNARITA THOMAS SIMPSONのリードボーカルとして活動する歌手の成田昭次が、29日放送のTBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(金曜午後10時)の最終回にゲスト出演することが22日、発表された。ドラマへの出演は31年ぶりとなる。

 同作は、阿部サダヲ演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂する。コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていく意識低い系タイムスリップコメディー。宮藤官九郎氏が脚本を務めている。

 成田が演じるのは、タイムマシンに関わる“謎の男”。1988年にデビューし、93年に活動休止するも2022年に1年の期間限定で活動再開、大きな反響を呼んだ4人組ロックバンド・男闘呼組の元メンバーで、現在は「Rockon Social Club」「NARITA THOMAS SIMPSON」のリードボーカルとして活躍している成田。前回のドラマ出演は1993年放送の『お茶の間』(YTV)であり、31年ぶりのドラマ出演となる。

 本作の昭和の舞台である86年は、成田も青春時代を過ごしてきた時代ということもあり、ドラマも第1話から毎週楽しみに見ていたという。最終話のゲスト出演に「一生の宝になりました!」と喜んだ一方で、撮影を振り返って「撮影はライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって……こんなの初めてです(笑)」と話した。

 さらに最終回のキーパーソンとして、小野武彦、宍戸開の出演も決定。2人とも最終回のキーパーソンとなる“謎の男”だ。

 小野は、数々の映画やドラマ、舞台に出演し、映画『シェアの法則』(2023年)では映画初主演を果たすなど、言わずと知れた名俳優。宮藤脚本作品への出演は、本作と同じく阿部が主演を務めた映画『謝罪の王様』(13年)以来、約11年ぶりとなる。撮影現場に入った小野は阿部とかたい握手をかわし、「いつも楽しく拝見しています!」と称賛した。

 宍戸は、1988年の俳優デビューから現在に至るまで数々の映画やドラマに出演し続けているが、宮藤脚本作品への出演は意外にも本作が初。また、TBSドラマへの出演は金曜ドラマ『チア☆ダン』(2018年)以来、約6年ぶりとなる。演じる役と本人の性格も相まって、撮影現場でムードメーカーだった宍戸。終始現場を和ませ、撮影後には「無口な僕のために阿部さんたちが優しく迎えてくれた現場でした!」と冗談交じりの感想を語った。

 成田のコメント全文は以下の通り。

○成田昭次

「このたび大変恐縮なんですが、こんな大ヒットドラマに自分が出演させていただけることになり、一生の宝になりました! 最初にオファーを聞いたときは、健一とか和也とか耕陽じゃなくてなんで僕なのかな……と思いましたが、素晴らしいドラマのオファーをいただけてすごく光栄です。僕が演じる役柄はまだ詳しく言えないんですけど……このドラマには絶対に欠かせないタイムマシンに関わっている役柄です。今回は31年ぶりのドラマ出演ということで、時代が変わったのを実感してびっくりしました。緑山スタジオでは僕が最後に出演した『お茶の間』というドラマも撮影していたので、懐かしさと新鮮な気持ちが入り乱れた撮影でしたね。

 撮影はライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって……こんなの初めてです(笑)。ドラマの緊張感とライブの緊張感は全然違いますね。オファーをいただいてからずっと緊張していたんですが、一度引き受けたからには徹底的に、妥協しないでやりたいという意識はあったので、素晴らしい共演者の皆さんに囲まれて、なんとか無事に撮影を終えることができました。

 ドラマは1話から見させていただいていて、本当に僕の青春ど真ん中の昭和の時代から、今の令和にタイムスリップして……という話なので、毎週ドラマを見るのが楽しみでしょうがなかったです。僕はリアルタイムであの時代を過ごしているので、ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)。僕も本当に憧れていたので。好きな人を応援するかたちは昭和と令和で変わっていますけど、そこにある愛情とか人情っていうのは、いつの時代も変わらないなっていうのをこのドラマを見て感じます。最終回は1話から続く人間関係の面白さ、過去と未来での人と人とのつながりも描かれているので、そこを見逃さないでいただけたらと思います!」

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