令和の新元号に「いとしのレイラ」 意外なヒットの理由とは?
ギターの神様と新元号。平成から令和へと元号が代わった日本で、あるロックの名曲が注目を集めた。英国出身のギタリスト、エリック・クラプトン(74)の「いとしのレイラ」だ。「レイラ」と「れいわ」の語感が似ていることもあり、4月1日に新元号が発表されると、5月1日の改元にかけて、インターネット上でSNSを中心にクラプトンが“流行”になった。バズった(話題になった)のだ。
ネット時代ならではの現象でフィーバーした大物ギタリストとは…
ギターの神様と新元号。平成から令和へと元号が代わった日本で、あるロックの名曲が注目を集めた。英国出身のギタリスト、エリック・クラプトン(74)の「いとしのレイラ」だ。「レイラ」と「れいわ」の語感が似ていることもあり、4月1日に新元号が発表されると、5月1日の改元にかけて、インターネット上でSNSを中心にクラプトンが“流行”になった。バズった(話題になった)のだ。
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ロックミュージックの代表曲として知られる「いとしのレイラ」。クラプトンがロックバンド「デレク・アンド・ザ・ドミノス」在籍時の1970年に発表された。男のかなわぬ恋心を叫ぶように歌い上げ、印象的なギターのフレーズもあいまって、世代を超える名曲となった。
今回、絶妙なタイミングで日本で「レイラ」が演奏された。4月中旬に東京・日本武道館で3年ぶりに行われた来日ツアー。「レイラ」はセットリストに組み込まれ、初日となった4月13日の公演では、クラプトンが代名詞であるエレキギター「ストラトキャスター」をうならせ、ファンを熱狂の渦に巻き込んだ。今回の日本ツアーは「平成最後のライブ」の意味合いもあった。新元号「令和」の公表後に実施されたこともあり、実際にクラプトンが演奏したことで、ツアー自体にも注目が集まることになった。
通算22回目となる来日公演を果たした親日家のクラプトンをめぐっては近年、来日公演はこれが最後になるかもしれない……との心配の声が上がる。それでも、多くの音楽ファンから「令和最初の武道館公演」が望まれていることは確かだ。
世界的ギタリストと、日本の元号の“組み合わせ”が、思わぬ形でにわかに脚光を浴びる。語呂合わせのちょっとした話題であってもトレンドになる。誰とでも話題を共有することができるインターネットが広がる現代ならではの現象といえそうだ。