UFCファイター・平良達郎、トラッシュトークに言及「試合までの持っていき方は自由」

パラエストラ千葉ネットワークとパラエストラ沖縄が合同で設立した新チーム「THE BLACKBELT JAPAN」の設立が13日に発表された。会見後、UFCファイターの平良達郎に“エンタメ格闘技”やトラッシュトークについて話を聞いた。

平良達郎【写真:山口比佐夫】
平良達郎【写真:山口比佐夫】

「アイムハッピーセンキュー!」の勝利マイクは今後も継続

 パラエストラ千葉ネットワークとパラエストラ沖縄が合同で設立した新チーム「THE BLACKBELT JAPAN」の設立が13日に発表された。会見後、UFCファイターの平良達郎に“エンタメ格闘技”やトラッシュトークについて話を聞いた。

 2018年8月にプロMMAデビューした平良はこれまでフライ級で15戦15勝(4KO/7一本)無敗。22年2月にUFCと契約し、これまで世界最高峰の舞台で5連勝中の新星だ。5月18日には4月から同門となる扇久保博正の“敵”でもあるティム・エリオット(37=米国)と対戦予定だ。

 ランカー(13位)となったが、日本国内ではなかなかUFCが話題にならない。昨今、逮捕者が続出しているBreakingDownや朝倉兄弟に平本蓮が活躍するRIZINが多くを占めている状況だ。

 平良としても悔しさがあった。「それはそれで格闘技が広がっているとは思うんですけど、僕がMMAをしてると考えたときにエンタメ路線と比べられると悔しいなという気持ちはある」と吐露。

 実際に格闘技をよく知らない層からはBreakingDownと同列に見られることもあるといい「UFCは知らないけど、RIZINやBreakingDownを知ってるという人もいる。そういう人が多いかなって印象はある」と唇をかんだ。

 トラッシュトークも国内外で盛んになっている。普段おっとりとした平良が舌戦を繰り広げるイメージはない。UFCでは名言も誕生している「トラッシュトーク」へのイメージをこう明かした。

「それで盛り上がって試合をした方がいろんな人を巻き込めるのですごく良いことだと思う。僕は記者会見をそこまで経験したことがないので、あれですけど、僕があおったりはしないけど相手は(あおって)きますし、試合前は対戦相手に対してちょっと敏感になるところもある。試合までの持っていき方は自由なので、その日(試合)に最高の自分でケージに入ることができれば何をやってもいいんじゃないかなと思います」

 UFCでの平良と言えば、試合後の「アイムハッピーセンキュー!」のマイクだ。今後もパフォーマンスにしていくのか。「勝ったあとは幸せな気持ちになるのでこれからもやっていこうと思います」と照れくさそうに笑っていた。

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