“金的疑惑”もまさかのKO 敗戦の中村寛、判定に抗議せずも「完全に金的だった」

第11試合では第6代K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が第8代RISEライト級王者の中村寛(BK GYM)に3R・KO勝ちを収めたがこのKO判定に金的“疑惑”もある。敗戦した中村は「完全に金的だった」と振り返った。

勝利した与座優貴(左)と“ダウン”した中村寛【写真:山口比佐夫】
勝利した与座優貴(左)と“ダウン”した中村寛【写真:山口比佐夫】

初対戦の与座については「想像よりは弱かった」

格闘技イベント「ABEMA presents RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)【RISE×K-1対抗戦】第11試合、ライト級(63キロ)3分×3R延長1R

 第11試合では第6代K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が第8代RISEライト級王者の中村寛(BK GYM)に3R・KO勝ちを収めたがこのKO判定に金的“疑惑”もある。敗戦した中村は「完全に金的だった」と振り返った。

 ローキックの激しい応酬が行われていたこの試合。どちらが先に折れるのか、観客は期待していたが、最後はまさかの結末だった。与座が放ったバックスピンキックが中村の金的付近に当たり、被弾した中村は金的を訴えながらうずくまる。レフェリーはこれをダウンと判断し、そのままKO勝ちとなった。

 このダウンシーンは数分間審議に。KOの判定はくつがえらず、与座のKO勝ちとなった。主審を務めていた和田良覚レフェリーは「一瞬迷いましたが、内股のところを取りました。VTR判定で覆るかもしれません。分かりません。私は内股のローを取ってKOとさせていただきました」と説明していた。

 試合後、中村は「歯がゆいというか。残念やなと思っています」とひとこと。初対戦の与座について「想像以下だったですね。結果があれなので、なんとも言えないですけど。普通に想定以下。想像よりは弱かった」と語った。

 疑惑のシーンについては「結果がすべてなので、僕は言うつもりはない」「納得してなくても、結果は変わらないと思う。僕自身で言ったら、TKO負けになっちゃったんやってぐらいですね」と言及。

 バックスピンは金的だったのか追及されると「完全に金的だった。見てもらったら分かる。リプレイも見てもらえれば。それまでも何発か(金的を)コツコツもらってた。気合いと根性でなんとかしてたけど、最後はもろにもらって、ちょっとやばかったですね」と明かした。

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