長州力、ラリアットはハンセンの「パクリ」告白 会場爆笑にハンセンが慌ててフォロー
元プロレスラーの藤波辰爾、長州力、スタン・ハンセンが17日、埼玉・川越プリンスホテルで開催された『シン・名勝負数え唄スペシャルトークショー』に登場した。
“因縁の対決”は「藤波さんが一方的に言ったんですよ」
元プロレスラーの藤波辰爾、長州力、スタン・ハンセンが17日、埼玉・川越プリンスホテルで開催された『シン・名勝負数え唄スペシャルトークショー』に登場した。
同イベントは、埼玉県で展開するスーパー・ベルクと広島近県で展開するスーパー・イズミが主催するキャンペーン。抽選で選ばれた100組200人のファンがトークショーに招待され、お笑い芸人の木村祐一がMCを務めた。さらにファンの中から抽選で選ばれた10人が、『スタン・ハンセンからラリアットを受ける権利』を獲得した。
藤波が入場曲『ドラゴン・スープレックス』で登場すると、会場からは「ドラゴン~!」とかけ声が。また『パワー・ホール』にのって登場した長州力にも「長州~!」と歓声があがった。さらに『SUNRISE』に合わせて74歳のハンセンが現れると、会場からは「おおっ!」とどよめきが。ステージに上がったハンセンは指を突き上げ、「ウィーーーッ!」と雄たけびをあげた。
1980年代から、ライバルとして数々の勝負を対決してきた藤波と長州。その勝負の様子は、当時実況を担当していたフリーアナウンサーの古舘伊知郎から「名勝負数え唄」と評されてきた。70歳の藤波と72歳の長州は、「あれから40年か」と振り返った。“因縁の対決”と言われることもあったが、長州は「ただの試合でしたねぇ。藤波さんが一方的に因縁って言ったんですよ」とファンを笑わせた。
初めてのハンセンとの対決について聞かれた藤波は、「最初はねぇ、恐怖でしたね。ブルロープを振り回して入って来るんで、お客さんの中にも当たった人がいると思う」と懐古。客席の中に実際にブルロープが直撃したファンがいたことがわかると、ハンセンは「I’m sorry」と謝った。
長州が「彼、実は目がめちゃくちゃ悪いんですよ」と明かすと、ハンセンは眼鏡をはずし、「彼が言ったことは事実だよ。眼鏡を外すと何も見えないんだ」と明かした。すると藤波が、「すごいでしょ。そんな(見えていない)中でもリング(の面積)が頭の中に入っていて、ロープの位置とか身体で分かっていた」とたたえた。ハンセンは「あの時代に、これから上昇していく若い人材(藤波と長州)が立ち向かってくれてうれしかった。日本のレスラーはとても訓練されていて、2人は特に運動神経も良かった」と振り返った。
また、ハンセンと長州はともにラリアットを得意技とするが、木村から「どちらが先?」と聞かれると、長州は「それはもう、あれでしょう。今でいう……パクリ」と告白。会場が爆笑に包まれると、ハンセンが「それはパクリというよりは、長州が『学んだ』ということ」とフォローした。