「試乗時にこれだと思った」 21歳の人生初マイカーにどっぷり、サーキットに通う日々

カー用品大手の株式会社オートバックスセブンが手がける「A PIT オートバックス東雲」(東京・江東区)を舞台としたカーイベントが、記念の50回を迎えた。17日に同店で行われたモーニングミーティングは、「東雲デモカー車種」をテーマに開催。同社は50周年のメモリアルイヤーになっており、この日は奇遇にも、幸運の数字となる50台が駆け付けた。

「東雲デモカー車種」をテーマに盛大に行われた【写真:ENCOUNT編集部】
「東雲デモカー車種」をテーマに盛大に行われた【写真:ENCOUNT編集部】

50周年・50回・50台の“ラッキーナンバー”がそろった

 カー用品大手の株式会社オートバックスセブンが手がける「A PIT オートバックス東雲」(東京・江東区)を舞台としたカーイベントが、記念の50回を迎えた。17日に同店で行われたモーニングミーティングは、「東雲デモカー車種」をテーマに開催。同社は50周年のメモリアルイヤーになっており、この日は奇遇にも、幸運の数字となる50台が駆け付けた。

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 参加対象車種は、「WRX(VAB・S4)、スイフトスポーツ、GR86、テスラ モデル3・Y、アバルト595、GRヤリス、IONIQ5」の9車種。IONIQ5、モデルY以外の7車種が集まった。

 WRXや86は、走りを意識した完璧なカスタムが施され、クールなオーラを放った。オーナーたちは自慢の愛車について熱く語り、写真を撮り合うなど、思い思いの充実時間を過ごした。

 デモカーは、マットカラー風に塗り上げたテスラなど、ひと味違う仕上がり。オーナーがスタッフに興味津々に話しかける姿も見られた。

 爽快な黄色のボディーが際立つスズキ・スイフトスポーツ(2019年式、ZC33S)の20代男性オーナー。21歳の時に、新車で購入した。人生初のマイカーだ。

「最初はそんなにクルマに興味はなかったのですが、乗っているうちに面白くなって……」

 控えめに話すが、当初からスポーツ仕様車が候補に挙がっていたという。三菱・コルト ラリーアート、GR86、BRZで悩んでいた。手の届きやすい価格帯だったというのも理由だが、「試乗したときに、出足の速さを感じて、これだと思ったんです」。スイフトスポーツを買う最大の決め手となった。

 ハンドルを握るうちに、マニュアル車を操る感覚に魅了され、「荷物もそこそこ詰めて、しっかり走れて、しかも壊れない」とぞっこん。当初は長距離ドライブを楽しみたいという目的だったが、「2、3年前から方向性が変わってきました(笑)」。今ではサーキット場に通う日々だ。

 コンピューター機能のブーストアップ、ミッション系の走り仕様への改良、車高調など、こだわりのカスタムを施している。サーキット走行では、主にタイムトライアルに挑戦。運転技術の向上にも余念がない。「このクルマではやりたいことをやった感が出てきています。サーキットタイムを狙いながら、次はロードスター(ND型)にも乗ってみたいですね!」と声を弾ませた。

「モーニングミーティング」と銘打った同イベントは、毎月第3日曜の午前7時30分から行われている。次回は「実写映画に登場した車両」を特集予定。

 実はこの日のイベント開始前、大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでおなじみの、デロリアン DMC-12が会場入り。デロリアンオーナーズクラブ・下原修会長の愛車の撮影が行われていた。

 関係者の間では早くも期待感が高まっており、有名作から意外なタイトルまで、ユニークなマイカーが集まりそうだ。

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