目標は観客動員数4万9801人超え RIZINが「朝倉未来vs平本蓮」にかける思い「若いファンが経験したことない空間を」

格闘技イベント「RIZIN」は16日、東京・六本木ヒルズアリーナで「yogibo presents 超RIZIN.3」の緊急記者会見を実施。朝倉未来vs平本蓮を7月28日に埼玉・さいたまスーパーアリーナ スタジアムバージョンで行うことを発表した。榊原信行代表がこの興行にかける思いを囲み取材で明かした。

「朝倉未来vs平本蓮」でPRIDE超えへ【写真:山口比佐夫】
「朝倉未来vs平本蓮」でPRIDE超えへ【写真:山口比佐夫】

さいたまスーパーアリーナ スタジアムバージョンの記録を持っているのが「格闘技」

 格闘技イベント「RIZIN」は16日、東京・六本木ヒルズアリーナで「yogibo presents 超RIZIN.3」の緊急記者会見を実施。朝倉未来vs平本蓮を7月28日に埼玉・さいたまスーパーアリーナ スタジアムバージョンで行うことを発表した。榊原信行代表がこの興行にかける思いを囲み取材で明かした。

 RIZINファン待望のカードがついに実現する。場所は格闘技の聖地・さいたまスーパーアリーナ(SSA)だが、いつもと違うはスタジアムバージョンということだ。同会場の公式サイトによるとキャパシティーは「センターステージ(~約3万7000席)、上段 6880席、下段1万7196席、300レベル 644席、500レベル1546席、仮設~約1万400席」となっている。大きな会場というと東京ドームのイメージがあるが、SSAのスタジアムバージョンも負けていない。

 コンサートや見本市などさまざまなイベントが行われてきたが、最多動員数の記録を持っているのは格闘技、「PRIDE 男祭り 2005」の4万9801人。メインカードは「小川直也vs吉田秀彦」。そのほか日本人は桜庭和志、五味隆典らが出場。外国人選手はエメリヤーエンコ・ヒョードルやマーク・ハント、ミルコ・クロコップが出場した。

 また日本人初のK-1 WORLD MAX世界王者である魔裟斗が2009年大みそかに引退試合を行った場所でもある。

「若いファンが見たことがない、経験したことがない。そんな空間を」と会見冒頭で語った榊原代表。格闘冬の時代も経験している“地獄のプロモーター”が囲み取材でも熱い思いを口にした。

「記録はとにかく塗り替えたいと思っています。来年RIZINは10周年。その前にPRIDEの時代でまだやれていないことは塗り替えていきたい。国立競技場も視野にあるのですが、でもまずはSSAのスタジアムバージョン。PRIDEの時代は2か月に1回やっていたんですけどね。それがこんなに高いハードルになったなと」

 外国人ファイターもよく「PRIDEを観て育った」と語る。そんなPRIDEに匹敵するイベントのメインを未来と平本が務める。

「4万人集めるとなると普通のハードコアなファンたちに通常の流れを届けていても難しい。カジュアルなファンにも届くような祭りを作り出せたらいいなと思っています。アンダーカードも期待してください」

 那須川天心―武尊、2つの団体とRIZINが協力して行われた「THE MATCH 2022」には東京ドームに5万6399人のファンが集結した。今回はRIZINだけでその数字に迫ろうとしている。

 榊原代表は「すべてのものを数字的にも超えてもらえるように。THE MATCH 2022はキック界の総力でやった。今回はRIZINの9年の歴史のなかで1つの集大成だと思う。どこまで数字を塗り替えられるかチャレンジだと思う」と力強く語った。

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