東出昌大「この歳で青春って恥ずかしいね」 井浦新と抱き合った舞台裏明かし照れ笑い
俳優の東出昌大が15日、都内で行われた映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(3月15日より全国順次公開)の初日舞台あいさつに登壇した。井浦新との共演シーンを振り返った。
井浦は「映画の醍醐味だよね」
俳優の東出昌大が15日、都内で行われた映画『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』(3月15日より全国順次公開)の初日舞台あいさつに登壇した。井浦新との共演シーンを振り返った。
この日、脚本・監督の井上淳一が同作について「一番印象に残っているのは、最後廊下でね、東出さんがちょっと演じ方に悩まれたときに、新さんが僕に変わって、メイキング見ると僕は2人の間に台本をもって立ってるんだけど、2人で話してる。(撮影が)終わった後に、2人が男同士で抱き合ったのが非常に印象的」と述懐。
当時の撮影を振り返って東出は「僕がけっこう長いセリフをしゃべるんだけど、感情の起伏とか、『これ、いいシーンだよな』とか勝手に先入観をいだいて『ああしよう、こうしよう』とひとりでもがいていた。頭でっかちな部分があって」と話し、続けて「そのときに新さんが『じゃあ、おれがきっかけ出す』って。気持ちの上で、この言葉をとったらバーッと行けるんじゃないか、と言ってくださった。『そうします』って言って、信じて2人でやったら、『カット! オッケ~!』となった。『うわ~! 人と一緒に物つくってる~! 嬉し~!』って抱きつきました」と舞台裏を説明。
井浦が「映画の醍醐味だよね」とうなずくと、東出は「青春……ね! ちょっと恥ずかしいね! この歳して青春って」と照れ笑いを浮かべた。
舞台あいさつには、芋生悠、杉田雷麟、コムアイ、有森也実、宮田岳、中野ミホ、碧木愛莉、成田浬、田中俊介、向里裕香、田中偉登、笹岡ひなり、西本竜樹、柴田鷹雄、高橋雄祐、大西信満も出席した。
同作は、バブル前夜の1980年代半ばが舞台。1983年、映画監督がまだ誰も映画館を持とうなんて考えたこともなかった時代。若松孝二(井浦)は名古屋にシネマスコーレというミニシアターを作る。支配人に抜擢されたのは、文芸坐を辞め、地元名古屋でビデオカメラのセールスをやっていた木全純治(東出)。そこに集まってくる映画青年たち(芋生・杉田)。しかし、時はレンタルビデオの時代へ。名画座には客が来ず、経営は苦しい。その危機をどう乗り越えるのか……、というストーリーが展開される。