舞台『千と千尋の神隠し』が開幕 初日を迎えた橋本環奈「前回よりも楽しみ」
俳優の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子がクワトロキャストで主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』が橋本の主人公・千尋役で11日に開幕を迎えた。続けて、12日には上白石が、13日には福地が初日を迎えた。川栄は27日に初日を迎える。
英国・ロンドンで初の海外公演としても上演する
俳優の橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子がクワトロキャストで主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』が橋本の主人公・千尋役で11日に開幕を迎えた。続けて、12日には上白石が、13日には福地が初日を迎えた。川栄は27日に初日を迎える。
『千と千尋の神隠し』は2001年7月に公開された宮崎駿によるアニメーション映画。10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼びさます姿を描く。22年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードによる翻案・演出で初めて舞台化され、高い評価を得た。
24年公演では、初演から主人公の千尋役を演じ続ける橋本と上白石に加え、新たにオーディションで同役を射止めた川栄と福地を加えた4人の千尋によって、帝国劇場公演を皮切りとして日本での全国ツアー、更には英国・ロンドンで初の海外公演として上演する。
開幕を迎えたことについて心境を聞かれると、橋本は「楽しみだなということと、初演から2年たつという時間の速さにびっくりしています。帝国劇場が建て替えで変わっていく中で、最後に千尋の公演ができることをうれしく思っています。千尋のメンバーが増えて、安心感しかありません。前回よりも楽しみだし、早くこの2人の千尋も見てほしいです」と川栄と福地に目を向けた。
続けて、上白石は「心強いし、また千尋の見え方が変わりました。お客さんに教えてもらうこともあるだろうし、楽しみです。でも、初演と同じくらい緊張しています。(キャストの)組み合わせによって感じることもちがうので『どうなっていくんだろう』と新しい気持ちです」と意気込んだ。
そして、今回から出演する川栄は「2022年の初演をお客さんとして見ていた舞台に自分が立てるということが感慨深いです。きちんとみなさんの力を借りて頑張りたいと思っています」と力強くコメント。
さらに、福田も「初めて帝国劇場に千尋として立たせてもらうことを、心と体でよろこびを噛み締めたいと思っています。バトンを受け取ってつないでいけたらいいなと思います」と笑顔を見せた。