【RIZIN】榊原CEO、“引退”語る 次期代表に朝倉未来の名前も「すごいポテンシャル」

格闘技イベント「RIZIN」が12日、都内で会見を行い、「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)の追加対戦カード発表を行った。会見後、榊原信行代表が囲み取材を行い、自身の後進育成と再起が待たれる朝倉未来について語った。

朝倉未来【写真:山口比佐夫】
朝倉未来【写真:山口比佐夫】

まずは格闘家としての姿に期待「復帰は夏前までに」

 格闘技イベント「RIZIN」が12日、都内で会見を行い、「RIZIN.46」(4月29日、東京・有明アリーナ)の追加対戦カード発表を行った。会見後、榊原信行代表が囲み取材を行い、自身の後進育成と再起が待たれる朝倉未来について語った。

 PRIDE、ハッスル、格闘技界の先頭に立ってきた“地獄のプロモーター”が自らの引退について口にした。

「(引退する可能性は)あります。来年で(RIZINが)10周年なんですよ。10年を機に引退しようかな(笑)。目標ね! 僕も含めてだけど笹原も、もうじじいなので……。気付けばデイナ・ホワイト(UFCのCEO)とも20年来の仲。そういうものをうまく次の世代に受け継ぎたいですよね」

 積極的に受け継ぐようにしているとは言う。理想は30代までの若返りだ。格闘家でありながら、何十社という会社の経営者である朝倉未来の名前も飛び出した。

「30代ぐらいまでガッと若返った方がいいと思うんだよね。日本の格闘技の未来のプロモーターとして、朝倉未来とかもチャンスあると思う。もう少し上の世代もあると思いますけど。『この人なら』っていう人に、うまく引き継いでいこうという意識は持たないと。人材育成も含めて考えている状況です」

 10年で終わってしまったPRIDEも頭によぎる。

「いろいろな外的要因もあった。そういうことがないように強靭な運営組織とか、経営体質とか、取り組むべき課題はどちらかと言うとファンのみんなに見えない部分。組織を標準化するのが1番大事なことだと思っているので、今後やりたいことで言えばいくつもあります」

 未来のプロモーターとしての資質については「ひとつのアイコンとしても、センスも行動力もある。将来的にはすごいポテンシャルもあると思う。僕だけでRIZINはできているわけではないので。いろんな人に支えられている。そういう力もつける必要がある」と語った。

 とはいえ未来は現役選手。「まずはファイターとして、今しか成し遂げられないことをやってほしい」と力強く語り、復帰戦については「夏前までには」と明言した。

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