向井理、芸能界で騙された経験「あまりない」 4月期ドラマで警察官&詐欺師役

俳優の向井理が11日、テレビ東京で行われた、「2024年4月編成説明会」に出席した。向井は4月26日から放送の『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』で主演を務める。

「2024年4月編成説明会」に出席した向井理【写真:(C)テレビ東京 WOWOW】
「2024年4月編成説明会」に出席した向井理【写真:(C)テレビ東京 WOWOW】

『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』の主演

 俳優の向井理が11日、テレビ東京で行われた、「2024年4月編成説明会」に出席した。向井は4月26日から放送の『テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1』で主演を務める。

 脚本・吉田康弘氏や監督・河野圭太氏ら数々の話題作を手掛けてきたクリエイター陣を迎え、近年ネットの普及とともに拡大し続けるさまざまな詐欺被害をテーマにした、正義と悪を使い分けながら法では裁けない悪を裁くクライム・エンターテインメント。また、Season2の制作、そしてWOWOWでの放送・配信がすでに決定している。

 約2年ぶりのテレ東連続ドラマ主演となる向井が演じるのは交番勤務の警察官・多家良啓介。とある商店街の交番に勤める真面目で頼られる存在の多家良には、誰も知らない過去と裏の顔が。それは法では裁けない相手ばかりを狙う“詐欺師K”。かつての多家良はとある大物詐欺師を追う捜査二課の刑事だった。彼は、なぜ警察官でありながら詐欺師の仮面をかぶることになったのか。その裏に隠された過去とは。法を超えて悪人を欺き、身内となる警察をも欺く多家良の真の目的とは。

 台本を読んだ際の率直な感想を向井は「とてもこうリアルな生々しいセリフであったり展開であったり、もちろん設定としてはフィクションなので、警察官が詐欺っていうのはないと思いますけれど、でも内容や被害は、よくニュースで耳にするようなもの。僕もこの役柄を通して日常生活を過ごすようになって、本当に毎日いろんな詐欺が出てくるもんだなと。こうやって意識してみると本当に溢れ返ってるなと。被害も何百億っていう風になっていますし、なんかリアリティーある作品だったので、いわゆるエンターテインメントのパワーで分かりやすさであったり、リアリティーで突き詰めていく作品になるんじゃないかなと感じています」と答えた。

 詐欺師を欺く詐欺師を演じる点についても「詐欺師って、やっぱり詐欺師だと思われないから詐欺師だと思うんですよ。うそをついているっていう顔をしないことが、やっぱりそのまわりの人を信じさせるっていうことがあると思うので、今回は詐欺師をやるっていう意識を抜いて……」とし、「例えば料理人だったら料理人、ジャーナリストだったらジャーナリスト、弁護士だったら弁護士っていう役柄をちゃんと全うすることで相手をだましていければいいなっていう意味では、2役というか、もう何役、8役ぐらいあるんじゃないかなって。一言一句台本通りですけど、ニュアンスを変えてキャラクターを作ってやっている」と意識していることを明かした。

 これまでの芸能生活でだまされたような経験を聞かれると「いや、あまりないですけど。強いて言うなら、この編成説明会になんで呼ばれたのかちょっと……」と笑った。

※吉田康弘氏の「吉」の正式表記は「士」ではなく「土」

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