Sareeeが岩谷に挑戦表明し、舞華が詩美を逆指名! 因縁渦巻くスターダムのリング

スターダムの春恒例のシングルトーナメント『シンデレラトーナメント2024』が9日、横浜武道館大会より開幕した。もともとは今回のトーナメントにエントリーされていないタイトルホルダー含む3チームによる3WAYタッグが予定されていたが、林下詩美が体調不良で欠場。代わりにAZM(本日2試合出場)が上谷沙弥と組み出陣した。

舞華と岩谷麻優に空中弾を浴びせる上谷沙弥【写真:(C)STARDOM】
舞華と岩谷麻優に空中弾を浴びせる上谷沙弥【写真:(C)STARDOM】

舞華、女帝の貫録を見せつけるも試合後にサプライズが

 スターダムの春恒例のシングルトーナメント『シンデレラトーナメント2024』が9日、横浜武道館大会より開幕した。もともとは今回のトーナメントにエントリーされていないタイトルホルダー含む3チームによる3WAYタッグが予定されていたが、林下詩美が体調不良で欠場。代わりにAZM(本日2試合出場)が上谷沙弥と組み出陣した。

 メインイベント(第12試合)に組まれたのが、舞華&白川未奈(ともにE neXus V)vs岩谷麻優(STARS)&中野たむ(COSMIC ANGELS)vsAZM&上谷沙弥(ともにQueen’s Quest)の3WAYタッグマッチ。AZMは第0試合の8WAYマッチに続き、本日2試合目の出場となった。

 入場はAZM組、岩谷組、舞華組の順。3WAYとあって、リング上には常に3人がいる状態となり、どの組み合わせでも目まぐるしい攻防が続く。その中でまず飛び出したのがQueen’s Quest。この3チームに中にあっては普段から組んでいる間柄とあり、抜群のチームワークを見せる。対して舞華がパワー、白川がテクニックでペースを握りにかかる。その中でたむがドロップキックできっかけを作ると、岩谷との往年のSTARS連携を見せる。

 その後も6選手全員が得意のムーブを見せ、本日2試合目となるAZMも元気いっぱいにリングを駆け回る。そんな中、ワールド・オブ・スターダム王者の舞華がパワー殺法でペースをつかみかけるも、岩谷・上谷・たむも順番で場外弾をさく裂させる。

 岩谷とたむは舞華の顔面を狙い撃ちして蹴りを連打、ここに上谷とAZMも入り、AZMが舞華からあわや3カウントという場面も。その後、さらにAZMが追い打ちをかけるも白川がフォローに入り、最後は舞華が14分25秒、みちのくドライバーIIからの片エビ固めでAZMに勝利した。

 試合後、Sareeeがリング上へ。「親友がくれたチャンスを逃すわけにいかないですよ。しっかり前のけじめをつけようとリングに上がっています。岩谷麻優! IWGPのベルトをかけて私と戦わない?」とマイク。岩谷は「スターダムのリングにようこそ。何年か前に赤いベルトを賭けて試合ができなかった(※)。でも今、岩谷麻優がIWGPのチャンピオンとして立っています。数年前から待ってました、いつでもお待ちしています」と返答。Sareeeはすぐに「4月27日、お願いします」とスターダムがプロレスこけら落としとなる横浜BUNTAI大会での対戦を希望した。(※2020年2月にSareeeの急病によりタイトル戦が中止された)

 勝者にも関わらず存在をないがしろにされた舞華は「Sareee、紛らわしいんだよ! ところで林下詩美! 今日、私はお前に勝って言いたいことがあったんだよ。次の赤いベルトの挑戦者は詩美、お前だ。3月20日、名古屋でこの赤いベルトを賭けて私と戦え。詩美、休んでる暇ないからな、徹底的につぶす!」とふてぶてしく宣言した。

1日2試合でも大奮闘のAZM【写真:(C)STARDOM】
1日2試合でも大奮闘のAZM【写真:(C)STARDOM】

詩美不在のQueen's Questの2人は…

 試合後、Queen’s QuestのAZMと上谷に話を聞いた。AZMは第0試合とメインの2試合という、なかなかモチベーションを維持するのに難しい2試合を戦い抜いた。

「いつもは試合が終わったらみんなリラックスできるんですけど、第0試合が終わった瞬間に『あ、メインが始まる!』というずっと緊張感のある1日でした。(第0試合は8WAYで)頭の運動になったかなと思います」

 一方上谷は、詩美とのゴッデス・オブ・スターダム王者としてではなく、AZMとのタッグで出陣することになった。

「詩美さんとのAphroditEで各ユニットのトップ選手とじっくりやるつもりだったんですが、ピンチヒッターで頼りになる先輩のAZMさんと組めて、詩美さんとはまた違う連携が新鮮でしたね」

 しかし、舞華は詩美の不在にケチをつけた。しかも一方的に、ワールド・オブ・スターダムの挑戦者に指名したのだ。

「今のタイミングだと(詩美は)しっかり体調を上げて戻ってこられると思うので、逆にプラスに捉えたらいいと思います」(AZM)

「舞華は詩美さんを追いかけてスターダムに入ったという部分があるので、今やりたい理由っていうのが舞華の中でしっかりあるんだと思います」(上谷)

 最後にAZMに『シンデレラトーナメント2024』についても聴いた。AZMは1回戦はシード、2回戦で反則勝ちながら初勝利を挙げた玖麗さやかと3月16日に兵庫・アクリエ姫路大会で戦う。

「(玖麗は)たまたま勝ち上がっただけなんで、私は普通に2回戦を突破します、はい。私は鈴季すずと(決勝で)会いたいといっているので。もうジェラシーしかないです」

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