テレビ朝日は8日、都内の同局で『2024年4月改編』説明会を行った。4月期の連続ドラマにKAT-TUN亀梨和也、元V6でAnnex代表取締役社長の井ノ原快彦、木村拓哉、King ＆ Prince永瀬廉とSMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）のメンバーが多く出演するが「特定の事務所に偏った認識はしておりません」と説明した。

　同説明会には、ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局長の奥川晃弘氏、ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局 総合編成部長の河野太一氏、ビジネスソリューション本部 コンテンツ編成局 宣伝部長の金澤美保氏が出席した。コロナ禍を経て、実に4年ぶりの対面開催となった。司会は同局の森山みなみアナウンサーが務めた。

　社を代表して河野氏は「我々もタレントさんに問題があるとは意識しておりませんので、これまで通り、企画内容を踏まえまして総合的に判断してキャスティングしました」と方針を示した。

　SMILE-UP.の補償対応についても「被害者の救済を誠実に可能な限り速やかに進めていただくということで、我々としては引き続きお願いをしていきたい。今後を注視しつつSMILE-UP.社との対話を続けていきたい」と答えた。

　また、昨年10月期放送の日本テレビ系連続ドラマ『セクシー田中さん』原作者の芦原妃名子さんが1月29日に急死した。「今回はオリジナルの脚本が多い印象。4月編成に向けて制作上でやり方を変えたところ、気をつけている点はありますか？」という質問には「今回の件でさらに我々の方で確認しました。ドラマの制作に関わる、原作者、脚本家、制作サイド、スタッフ、より緊密にコミュニケーションをとって丁寧に作品を制作していくということでございます」と話した。