【相棒22】内村完爾部長、突然の赤ちゃん言葉 視聴者爆笑「反則」「声出して笑うからやめろ」
俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒SEASON22』(水曜午後9時)の第19話が、6日に放送された。最終回スペシャルの前編となる今回は、俳優の片桐竜次演じる警視庁刑事部長・警視長の内村完爾の思わぬ行動に、注目が集まっている。
正義から悪に戻った部長「元に戻ってるのかどうかビミョーな感じ」
俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒SEASON22』(水曜午後9時)の第19話が、6日に放送された。最終回スペシャルの前編となる今回は、俳優の片桐竜次演じる警視庁刑事部長・警視長の内村完爾の思わぬ行動に、注目が集まっている。
同作は、2000年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。
寺脇演じる特命係巡査部長の亀山薫は、SEASON1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
政権批判をしていた人物が襲われる事件が2件発生した。ひとつは、ワイドショーで政権批判をしたベテラン政治学者の乙部泰治郎(佐戸井けん太)が、未成年の多賀潮(島田裕仁)に襲われたもの。多賀は乙部にけがをさせると、政府批判する乙部に謝罪させる動画を配信していた。
乙部は、法務大臣の下川阿貴(黒谷友香)が指揮権を発動したことで与党幹事長の収賄容疑に関する強制捜査が見送られた件を批判していた。裏で糸を引いていたのは内閣官房長官の武智淑郎(金田明夫)だったが、官邸の横暴をほとんどのマスコミは黙殺していたのだ。
多賀の傷害事件を右京と薫が捜査している中、乙部をワイドショーに起用した東都テレビのプロデューサー・西村拓三(内藤裕志)が、クロスボウで殺害されてしまった。
2つの事件を特命係が捜査していることを知った内村は、2人を呼び出す。当初から特命係をよく思っていない内村は2人を並ばせると、右京に「特命係に捜査権はあるのか」と問う。「ありません」と答える右京に、内村は「捜査権がないのに、捜査してもいいのか!」とさらに問い詰める。右京が「それは、いけませんねぇ」と答えると、「そう! いかんのだ! 赤子でもわかる理屈だ!」と叱責(しっせき)する。
さらに「それがわからんお前は、赤子以下だ!」と怒ると、「おぉ! よしよし! ベロベロバー!」と、赤ちゃんをあやす口調に。内村の急変に薫は思わず吹き出してしまった。さらに内村は「いいか、勝手に動き回ることは断固許さん! 言うことをきかんと、“拳固”くれてやるぞ!」と拳を握りしめ、「赤子以下は“拳固”で十分!」と伝えた。
内村の「ベロベロバー!」にSNS上では、「不意打ちの刑事部長のベロベロバーは声出して笑うからやめろ」「ベロベロバーは反則www」「内村刑事部長のパワーワード:べろべろばー??、げんこ?(笑)」「今夜の相棒。衝撃の1シーン」「杉下右京をあやす部長おもろすぎてしんどい」と、驚きの反応が見られた。
内村はもともとヤクザと癒着した権力の塊で、特命係の右京と亀山のことも邪険に扱っていた。しかし、20年放送のseason19の第10話『超・新生』で鉄パイプで頭を殴られ臨死体験したことから人格が急変。「ないがしろにしてきた正義を取り戻す」と発言し、法と正義の順守に努め、特命係にも寛容になっていた。しかし23年12月に放送されたseason22の第9話で、階段から足を踏み外して転落。再び生死をさまよった結果、“正義の内村”から“元々の人格”に戻ってしまい、再び特命係を目の敵(かたき)にし始めた。
SNS上では、「部長はこれ完全に(悪に)元に戻ってるのかどうかビミョーな感じするな。一応言うことは筋が通ってて理不尽ではないし、あの壊れっぷりが(笑)」といった意見も見られた。