賀来賢人、iPhoneで“子どもの生態”撮影にハマる「ドキュメンタリー映画みたいになる」

手塚治虫による最後の週刊少年漫画誌連載作品『ミッドナイト』がショートフィルムとして初めて実写化され、本日6日より公開された。同日、都内でプレス向け試写会が開かれ、主演の賀来賢人のほか加藤小夏、小澤征悦、メガホンをとった三池崇史監督が出席した。

プレス向け試写会に登場した賀来賢人【写真:ENCOUNT編集部】
プレス向け試写会に登場した賀来賢人【写真:ENCOUNT編集部】

シネマティックモードでの撮影で「いい感じの雰囲気」

 手塚治虫による最後の週刊少年漫画誌連載作品『ミッドナイト』がショートフィルムとして初めて実写化され、本日6日より公開された。同日、都内でプレス向け試写会が開かれ、主演の賀来賢人のほか加藤小夏、小澤征悦、メガホンをとった三池崇史監督が出席した。

『ミッドナイト』は1986年5月から87年9月に手がけられ、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載された、手塚治虫の隠れた名作。無免許のタクシードライバー・ミッドナイトが、車体の下に「第5の車輪」を搭載した特別仕様のタクシーで、奇妙な客を乗せて夜の街を走る姿を描く。

 ミッドナイト役を演じた賀来は、オファーを受けた理由について「出演を決める要素は少なからずありますが、1番大事にしているのは“ワクワクすること”や、“やったことがないこと”。企画書をいただいたとき、ワクワクする要素がてんこ盛りで、即やりたいと言ったことを覚えている。そのくらいチャレンジングな企画でした」と説明。

 この日、報道陣とともに初めて完成作品を鑑賞すると「参加してよかった。手塚さんのスピリッツに三池さんのエッセンスが足されていて、いま興奮しております」と手応えを感じていた。

 本作は全編iPhone15 Proを使って撮影された。賀来は「iPhoneで映画を撮影するなんて、ちょっと前までは考えられなかった。いよいよ、ここまできたんだなぁ。めちゃめちゃ興奮しました」といい、殺し屋を演じた小澤も「iPhoneで撮影されたなんて信じられない」と驚いていた。

 プライベートでの使い方を聞かれると、賀来は「シネマティックモードで子どもの生態を撮るのにハマっている。僕みたいなレベルでもいっちょ前に、結構いい感じの雰囲気で撮れて、ドキュメンタリー映画みたいになるんですよ。日々をただ撮るだけだけど、全然イケています」と紹介した。

 殺し屋役の小澤の右手には「パペット人形」が。「台本上は拳銃でなんですが、三池さんに『これ手につけて』と渡されて……。これは原作にはない“三池ワールド”のほう。次の日、監督が『あの子、お兄ちゃんだから』と言ってきて、僕はお兄ちゃんの言う事を聞いて行動している設定」と苦笑い。ステージ上では高い声で「お兄ちゃんです」と腹話術であいさつし、会場を笑わせた。

 本作はApple Japan YouTubeにて公開中。映像は19分となっている。

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