亀田誠治氏、渡辺晋賞を受賞「今後も愛する音楽業界の発展のために尽力して参ります」

音楽プロデューサーの亀田誠治氏が2日、『第19回 渡辺晋賞 授賞式』で渡辺晋賞を受賞した。

亀田誠治氏が『第19回 渡辺晋賞 授賞式』で渡辺晋賞を受賞した
亀田誠治氏が『第19回 渡辺晋賞 授賞式』で渡辺晋賞を受賞した

授賞理由は「更なる音楽業界発展のためのプロデュース力」

 音楽プロデューサーの亀田誠治氏が2日、『第19回 渡辺晋賞 授賞式』で渡辺晋賞を受賞した。

 亀田氏は今回の受賞について、以下のコメントを寄せた。

「このたび、『渡辺晋賞』という光栄な賞を受賞し、大変名誉に思っております。今でも人生の中でさまざまな困難に直面する時、渡辺プロダクションの楽曲が私に喜びと活力を与えてくれることに心から感謝しています。私も渡辺晋さんと同じベーシストとしてキャリアをスタートしましたが、音楽業界のご支援と多くのアーティストとの出会いによって、亀田誠治のプロデュースが可能になりました。今後も愛する音楽業界の発展のために尽力して参ります。音楽への恩返しの気持ちを忘れずに、これからも歩んでいきたいと思います。最後になりましたが、一般財団法人渡辺音楽文化フォーラムの皆様をはじめ、関係者の皆様に対して感謝を申し上げますとともに、『渡辺晋賞』の今後益々のご発展をお祈り申し上げ、受賞の言葉とさせていただきます」

 授賞理由は以下の通り。

「亀田氏は椎名林檎のデビューにおけるサウンドプロデュースをはじめ、スピッツ、平井堅、いきものがかり、石川さゆりなど、数多くのアーティストから信頼を集める音楽プロデューサーとしての実績は周知の通り。

 また『新しい音楽の循環』を提唱。これまでとかく内向きであった音楽業界の経済活動から飛び出し、クラウドファンディング活動、企業からの協賛などさまざまな方法を使って『業界外からお金が回ってくる仕組みづくり』『文化を応援する仕組みづくり』を構築するなど、音楽業界全体の在り方を変えてゆこうとする数々の取り組みは、業界全体のプロデューサーと呼ぶに相応しい。

 その実績が最も顕著に表れているのが、自ら企画を立ち上げ、実行委員長、プロデューサーとして日本有数のフリー野外音楽フェスティバルに育てあげた日比谷音楽祭である。同音楽祭はまた『親子孫三世代、誰もが楽しめる、フリーでボーダーレスに音楽と触れ合える場所』を目指し、ジャンルにも世代にもこだわらずキャスティング。有名メジャーアーティストが多数出演する中、まだ無名のアーティストにも出演のチャンスを与えるなど、新人育成の場としても大いに注目を集めている。

 音楽プロデューサーとしての業績と、これからの音楽業界を支える仕組みづくりを構築した実績を評価し、更なる音楽業界発展のためのプロデュース力に期待をこめ、ここに、第19回渡辺晋賞を贈ります」

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