橋本環奈、初舞台『千と千尋』でかけがえのない経験 25歳になっても10歳役に「寄り添える」

俳優の橋本環奈が2月29日、都内で行われた舞台『千と千尋の神隠し』製作会見に上白石萌音、川栄李奈、福地桃子らとともに出席した。

会見に登壇した橋本環奈【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登壇した橋本環奈【写真:ENCOUNT編集部】

千尋役4人が集結、互いの千尋について語る場面も

 俳優の橋本環奈が2月29日、都内で行われた舞台『千と千尋の神隠し』製作会見に上白石萌音、川栄李奈、福地桃子らとともに出席した。

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『千と千尋の神隠し』は2001年7月に公開された宮崎駿によるアニメーション映画。10歳の少女・千尋が、神々の世界に迷い込み豚の姿に変えられてしまった両親を救う為に懸命に働き、生きる力を呼びさます姿を描く。

 22年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードによる翻案・演出で初めて舞台化。千尋役は橋本と上白石が演じたが、24年公演はオーディションで選ばれた川栄と福地を加えた4人でローテーションを組む。

 22年上演の本作が、自身初舞台となった橋本は「初演のときからかけがえのない作品。大変なこともありましたけど、一言では語りきれない経験をして、いろんな感情が動いた。役者人生において、これだけ充実した時間を過ごせることは幸せなこと。絶対に何十年たっても忘れられない作品」としみじみ。

 演じる千尋は10歳だが、「私は今年で25歳になった。年齢を重ねるごとに気持ちがどう変わるのかなと思っていたけど、遠ざかっていくのではなく、より10歳の子どもの気持ちが分かったり、寄り添えたりするようになって自分でも驚いている。これから先、どんな役を演じても千尋は色あせない。そんな関係になれました」と役への捉え方が変化。今回の公演は「パワーアップした。とにかく早くお客さんに観ていただきたい。どれだけ期待しても、それを裏切らない」と胸を張った。

 稽古ではそろわなかった千尋役4人だが、この日は集結。お互いの千尋について語る場面になると、上白石は「環奈ちゃんの千尋は直感型。直感を大事に進む千尋を、初演から演じている」とコメント。一方、橋本は「萌音ちゃんはよく周りの人を感じている。油屋で囲まれているときの萌音ちゃんの存在が、めっちゃ千尋。全体を感じ取ることができる。あとケガをしないコケ方が超うまい(笑)。技術力がやばい」と絶賛した。

 本作は11日に東京・帝国劇場での公演を皮切りに、愛知、福岡、大阪、北海道、そして英国で上演される。

※宮崎駿の「崎」の正式表記はたつさき

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