なぜ「セフィロス」を「どんぎつね」に? SNSで大バズり…衝撃の人選のワケを日清に聞いた
瞬く間にSNSで拡散され、大バズりとなっている。28日に公開された「日清のどん兵衛」の新CM。29日に発売された『ファイナルファンタジー7 リバース』(FF7 リバース)とコラボして制作された映像で、人気キャラクター「セフィロス」が「どんぎつね」に変身した衝撃の映像にSNS上は大盛り上がりとなった。「どん兵衛 公式」X(旧ツイッター)がアップした動画は、わずか1日で4000万回に迫る再生回数となっている。
セフィロスがどんぎつねになる「どん兵衛」CMは1日で4000万回に迫る再生回数に
瞬く間にSNSで拡散され、大バズりとなっている。28日に公開された「日清のどん兵衛」の新CM。29日に発売された『ファイナルファンタジー7 リバース』(FF7 リバース)とコラボして制作された映像で、人気キャラクター「セフィロス」が「どんぎつね」に変身した衝撃の映像にSNS上は大盛り上がりとなった。「どん兵衛 公式」X(旧ツイッター)がアップした動画は、わずか1日で4000万回に迫る再生回数となっている。
「どん兵衛 公式」Xが「エアリス、ティファ…誰をどんぎつねにするか? 悩みに悩んだ結果、こうなりました…」とつづったこの動画。クールな印象の強いセフィロスのかわいすぎる姿と、映像と内容の大きすぎるギャップに『FF7』の公式Xも「正直困惑しました」と反応。ユーザーからも「日清羅カンパニーで草」「チョイス最高です」「BGMとセリフと画のギャップよw」「これは好きです」と好評だった。
「セフィロス」を「どんぎつね」にしてしまう、という“まさか”の人選に至った理由と、今回のコラボ企画が実現した経緯はいかなるものだったのか? 日清食品に聞いた。
日清食品と今回の『FF7 リバース』などFFシリーズを手掛けるスクウェア・エニックス社は同じ東新宿に拠点を置く“ご近所企業”。以前から縁があり、日清食品によると「2017年にも『カップヌードル』と『ファイナルファンタジー』でコラボさせていただきました。今回は『ファイナルファンタジー7 リバース』の発売にあたって話題になるような取り組みができないかというお話をスクウェア・エニックス様からいただきました」との流れで今回のコラボ企画が動き出したという。
公式Xの投稿文にもあったように、『FF7』にはエアリスやティファといった、どんぎつねにマッチしそうなヒロインたちがいる。そうした“本命”たちではなく、あえてクールでカッコ良いセフィロスを、かわいらしいどんぎつねに起用したのは、なぜだったのか。
同社は「宣伝部の制作チーム内で議論した際には、エアリスやティファを推す声ももちろんありました。ですが、『誰に勧められたらどん兵衛を買いたくなるか?』という視点で考えた時に“しっくりくる”という意見が最も多かったのがセフィロスでした」と明かす。社内でも「セフィロス」を推す声は多かったようで「セフィロスの方が意外性があって良い」と好評だったよう。
コラボをオファーしたスクウェア・エニックス社からも「『普通なら二大ヒロインになるのですが、誰に勧められたらどん兵衛を買いたくなるか? の視点で考えれば、確かにセフィロスが意外なほどしっくりくる』という反応をいただきました」と“お墨付き”をもらったという。
このCMの見どころは『FF7 リバース』と同じ世界観、映像クオリティーのままに、どんぎつねのコミカルさが落とし込まれているところ。思わず吹き出してしまったファンも多いはず。日清食品は「スクウェア・エニックスさまのご協力を得て、クオリティの高い映像をご提供いただいたほか、クラウド役の櫻井(孝宏)さん、セフィロスどんぎつね役の森川(智之)さんはもちろん、『FF7』シリーズのクリエイティブディレクターであるスクウェア・エニックスの野村(哲也)さんにもご同席いただいてCM用ボイスの収録を行うなど、本作さながらの体制で制作したところ」を、ユーザーに注目してもらいたいという。
公開から24時間足らずで4000万回に迫る再生回数を記録したセフィロスの“どんぎつね化”。「大きな反響をいただき、大変うれしく思っております。『ファイナルファンタジー7 リバース』のプレー中、『セフィロス』が登場するたびに『どん兵衛』のことを思い出してください」と日清食品はコメントした。