YOASOBIのikuraとしても活動するシンガー・ソングライターの幾田りら、タレントで歌手のあのが26日、都内で行われたアニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』前章の完成披露試写会に出席した。

　浅野いにお氏による同名漫画が原作。突如、宇宙から襲来した〈母艦〉が空に覆いかぶさる東京で、ハイテンション女子高生ライフを謳歌（おうか）する門出とおんたんを描く。ごくごく普通の女子高生・門出を幾田が、門出の親友で戦争ゲームオタク・おんたんをあのが演じた。

　アフレコを振り返った幾田は「初めて2人でとったのが取っ組み合いのケンカシーンだった。そこで実際に取っ組み合いをして、セリフだけではなく殴ったり殴られたり、台本にはない音を入れるのが難しかった」と明かした。

　あのは「いろんなテンションが入り混じって、ちょっと長めにとった。（現場で）満を持してみたいな、変な緊張感を出している人がいてドキドキしながら収録した。けど、すごくうまくいった感じがある」と自信たっぷり。幾田も「お互い音楽やっているから、間合いの相性がよくて、ケンカのシーンでも相性がよかった」と息ぴったりだったと自負した。

　2人が主演に決まったタイミングは、お互いがブレイク前だったという。原作の浅野氏は「オーディションがあったとき有名になっていたけど、ここまで有名になるとは思わなかった。業界の人にどうやったら2人をキャスティングできるのか聞かれますが、これは巡り合いで、たまたまなんですよ。恵まれたキャスティング」と感謝し、「非常に素晴らしい演技だった」と絶賛した。

　前章は3月22日、後章は4月19日に公開される。