フジ渡邉渚アナ、入院中の病院で出会ったコンビニ店員の“神対応”に感謝「まだまだいろんな神様がいた」

闘病で休養が続いているフジテレビの渡邊渚アナウンサーが22日深夜、インスタグラムを更新し、入院生活の詳細をつづった。しゃべることが少なくなり、食欲もなく、寝ることしかできない生活。そんな中で触れる“優しさ”へ感謝し、「たくさんの神様がいる」と表現した。

渡邊渚【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】
渡邊渚【写真:インスタグラム(@watanabenagisa_)より】

インスタグラムを更新「小さなコミュニケーションを取るようになった」

 闘病で休養が続いているフジテレビの渡邊渚アナウンサーが22日深夜、インスタグラムを更新し、入院生活の詳細をつづった。しゃべることが少なくなり、食欲もなく、寝ることしかできない生活。そんな中で触れる“優しさ”へ感謝し、「たくさんの神様がいる」と表現した。

 渡邊アナは20日深夜、インスタグラムで「今の私にとって、SNSは社会と繋がる唯一のツール」と伝えた。その思い通り、入院生活の詳細に示した。

「入院してから、当たり前だが喋ることが減った。看護師さんと主治医の先生、他に併診の先生など、限られた人としか話をしなくなった。トイレ以外はベッドからほとんど動かない日々。よく使うようになった言葉は『すみません』『ありがとうございます』の2つ。話すだけでも、かなりエネルギーを使う。診察が終わると、気が抜けたように眠り、検査が終わるともう起き上がりたくない。ご飯も食べたくない。今でも正直ご飯が必要とは思えない。お粥を二口食べただけでお腹がいっぱいで苦しくて、また横になる」

 そんな日常を「寝ることしかできない生活を毎日」と表現しつつ、「最近病院内を少し歩けるようになって、小さなコミュニケーションを取るようになった」と明かした。

「例えばエレベーター。足の悪い私は時間がかかってしまうのだが、『ゆっくりで大丈夫ですよ』と声をかけてもらった。こんな優しい人がいるんだと、その人が一瞬神様のように見えた。その後も神様は増え続けた。病院内にはカフェがあるのだが、外来患者のいない朝早い時間に行き、そこで自分の飲める範囲のものを注文するのが楽しみになっていた。同世代の店員さんに『この成分が入ってなくて…』と細かい制約を説明すると、嫌な顔を一切せず『ならこれがおすすめですよ!最近密かに人気なんです』と教えてくれる。その日たまたま私がシルクドゥソレイユのTシャツを着ていたから、店員さんも『私も観に行きました!感動ですよね!』と何だか会話が弾んで、『明日の朝も待ってますねー!』と手を振られてさよならをした」

 渡邊アナは「この1.2分の会話の時だけ、自分が普通の26歳と同じと感じられる。同世代のカフェ女神」と記した。そして、病院内にあると思われるコンビニエンスストアでのエピソードも披露した。

「手にうまく力が入らずカード類を取り出すのに時間がかかる私に、『ゆっくりで大丈夫ですよ!後ろのことなんか気にしないでください!みんな同じだから笑』と笑い飛ばしてくれた。懐が深い笑顔のおばちゃん女神。点滴を繋いだ状態でノロノロとコンビニに行った時、私は2リットルのペットボトルを2本買おうとしていた。もう力がないのはわかっていたが、つい2ヶ月前まで普通に持つことができたから、何だか負けたくなかった。息切れしながら頑張ってレジまで運ぶと、従業員の男性が、『これ重いでしょ。バッグ貸してください!』と私が持ってきたエコバッグに物を詰めてくれて、持ちやすいように持ち手まで工夫してくれた。『気をつけてお部屋まで帰ってくださいね』と見送ってくれた。ジェントルマンな神が現れた。そんなこんなで、まだまだいろんな神様がいた」

 続けて「特に先生や看護師さんが優しくて、心に寄り添い、辛いことを分かち合ってくれた」とし、「はじめは何に関しても『大丈夫です』しか言えずにいた私が、入院して20日以上経ってようやく人の優しさと、みんなが歩み寄ってくれていたこと、心を開示していいのだということに気がついた。歩み寄ってくれる人がいる。助けてくれようとしている人がいる。たくさんの神様がいる」と感謝した。

 そして、最後に「神様たちと会い、自分の部屋に戻ると、慣れない会話や歩行に疲れてバタンキューと寝てしまうが、それも心地いい。頑張った証拠。人と出会えた証。喋るだけで心の扉が少し開く。仮面をかぶった自分じゃなく、素の自分で向き合える人たちが増えるといいな」と記し、文末には#日記と添えた。

 渡邊アナの思いに触れたユーザーは「貴方もきっと誰かの女神だと思います」「感動して涙が出ました」「素敵な日記をありがとう」などとコメント。現役の看護師からは「凄く心に響きました。渚さんの話聞いて頑張ろうってなりました」とメッセージを寄せた。

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