格闘技エンターテインメント「BreakingDown 11」（18日、東京・プリズムホール）に出場した“悪童”レオは前日のフェイスオフ時から無防備なところに背後から蹴りを入れた行為や気を失っている相手に中指も立てる行為で批判を浴びた。同団体社長の朝倉未来がYouTubeチャンネルに出演させ、“教育”している。

　不意打ち蹴りについては「めちゃくちゃダサい」と叱責し、犯罪者の思考と同じだと批判。このままでは運営側として出場させにくくなることを通告した。失神相手への中指も注意したが、“中指”自体は否定しなかった。

「試合中に中指立てるのはいいと思う。失神した相手にやるのはどうかと思うけど、海外だったらさ、失神相手に埋葬のパフォーマンスするやつが当然のようにいる。それぐらいムカつきあって試合しているやつも多い。格闘技も全部がアスリートというわけではなくて、喧嘩してるからこそ魅力的もある。それは選手個人に任せるところでもあるからさ」

　まだ格闘家として未熟なレオにJTTでの練習も提案。「来るんだったら教えてあげるし俺ら。練習してめちゃくちゃ強くなればいいじゃん。K-1のやつらがムカつくならそいつら倒せばいいじゃん。でしょ？　誰もなにも言えないように強くなればいいじゃん。そしたら（自分を）擁護するやつも守れるし。レオまだまだ全然弱いから強くなるしかないよ。結局K-1のやつらになんか言われて『知らねーよ』って言ってもそいつらには勝てないわけじゃん。その辺でバカにされてるから、とにかく練習して強くなるしかないよ」と諭した。

　その後、代名詞でもある“スパーリング”へ。未来はレオに脚を効かせることをあらかじめ伝え、スタートさせた。

　未来はもちろんノーガード。レオがパンチを出した直後のすきがあるところに軽くローキック。抜群なタイミングで入るため、レオは苦悶な表情をし、下がる。あっという間にケージ際に追い込んでしまった。

　レオはローキックのカットができない。もろに被弾し、ラウンドの途中でもうずくまってしまう。それでもなんとか立ち上がり、立ち向かうがまた被弾すると「痛っ……」とうずくまってしまった。

　スパーが終わると、レオに対し真剣にローキックへの対処法や右のストレートの修正点を伝えていた。