名優・山本陽子さん、81歳で急死 20代後半で赤のポルシェ購入…今月TV出演したばかり「挑戦したい」

俳優・山本陽子(やまもと・ようこ=本名同じ)さんが、静岡・熱海市内の病院で亡くなっていたことが22日、分かった。81歳だった。今月2日にはテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金曜午後1時)に出演し、仕事への意欲を見せていたばかりだった。

山本陽子さんが死去したことが分かった【写真:写真AC】
山本陽子さんが死去したことが分かった【写真:写真AC】

山本海苔店は57年に渡る広告モデルに感謝「大変親しみやすい優しいお人柄」

 俳優・山本陽子(やまもと・ようこ=本名同じ)さんが、静岡・熱海市内の病院で亡くなっていたことが22日、分かった。81歳だった。今月2日にはテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金曜午後1時)に出演し、仕事への意欲を見せていたばかりだった。

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 山本さんは2日放送の『徹子の部屋』に、俳優・高橋英樹(79)と出演。2人は70代で思い切ったかたづけをしたと明かし、山本さんは70歳を機に熱海市に移住したことなどを話していた。80代になったことを聞かれると、「とにかく健康でいられたら」「健康である限り、いろいろな役に挑戦したい」などと語っていた。

 山本さんは東京・中野区出身。高校卒業後、野村証券に勤務。在職中に1963年に日活ニューフェイスに合格し、芸能界入りした。映画、ドラマ、舞台と多岐にわたって活躍し、94年に主演した舞台『おはん』では菊田一夫演劇賞を受賞。上演回数は400回以上を記録した。

 生前は「恋愛に燃えてい時期もあった」と公言。車好きで20代後半に赤のポルシェ911を買ったといい、「日本女性でポルシェに乗る第1号でした」とも話していた。

 老舗のり販売・山本海苔店(東京・日本橋)のイメージモデルは67年から務め、2010年に「専属モデル契約年数世界最長」としてギネス記録に認定された。同社はこの日、公式サイトで「当社イメージモデル山本陽子さんの訃報につきまして」と題し、下記のコメントを発表した。

「山本陽子さんご逝去の報に接し、突然のことで大変驚いております。陽子さんには、1967年のイメージモデル起用以降57年にわたり、コマーシャルフィルムやポスターなどでご活躍いただきました。いくつになっても変わらない凛とした美しい佇まいで『山本海苔店といえば山本陽子』『山本陽子といえば山本海苔店』というイメージを作り上げてくださいました。大スターであるにも関わらず、大変親しみやすい優しいお人柄でもありました。ご生前のお力添えに深く感謝申し上げるとともに、謹んでお悔やみを申し上げます」

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