俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』（水曜午後9時）の第17話が、21日に放送された。今回は、川原和久演じる捜査第一課の刑事“イタミン”こと伊丹憲一の“武士の情け”が話題になっている。

　同作は、00年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。

　寺脇演じる特命係巡査部長の亀山薫は、season1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　五期連続で市長を務め、次期都知事の最有力候補と目される山田征志郎（升毅）の自宅に、爆弾が届けられた。若い男性の宅配業者が手渡した2つの荷物のうち、1つの差出人の欄には警視庁の住所と右京の名前が。もう1つの欄には「INVISIBLE＝透明人間」と書かれてあった。

　心当たりのない右京だが、事件の関係者として捜査から外されてしまう。しかし右京は、犯人が「否応なく僕をこの事件に向かうように仕向けている気がすると」と感じ、薫と共に独自に捜査を進め、征志郎に話を聞きに行く。

　征志郎のもとには、すでに捜査一課の伊丹、芹沢慶二（山中崇史）、出雲麗音（篠原ゆき子）が到着しており、聞き取りを行っていた。捜査に首を突っ込んでくる特命係を日頃から疎ましく思っている伊丹は、「警部殿、部長から一切関わるなとクギを刺されているはずですが」と右京をけん制し、「市長、彼らにわざわざ時間を割いていただかなくても」と、2人を煙たがる。しかし征志郎が右京の聞きとりに応じる態度を見せると退出。薫から「ご苦労様です」と声をかけられた伊丹は、「部長に言いつけてやるからな！」と悔しがる。伊丹の姿に薫は思わず「小学生か！」とツッコむのだった。

　さらに、新たな爆弾被害者である警備員・牧野文雄（山形匠）への聞き取りの場で、捜査一課と特命係は再び遭遇する。薫の姿を見た伊丹は、「コラッ、亀！　昨日は“武士の情け”で見逃してやったが、今度こそ部長にチクってやる！」と悪態をつく。薫は再び「だから小学生かっつーの」とツッコんだ。

　薫と伊丹のやり取りにSNS上では、「亀VS小学生」「この2人にはずっと小学生みたいなやりとりしててほしい」「仲の良い小学生コンビだ」と反応が。また伊丹には、「武士の情けが分かる小学生イタミン」「武士の情けできる小学生メンタルイタミン」「実際にはチクらない伊丹さん好き」といった声があがっている。